12/23(金)はTOHOシネマズ梅田へ、映画『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』を観に行きました。2012年に他界したホイットニー・ヒューストンの人生をもとに制作された映画で、この日劇場公開初日を迎えました。
私的にホイットニー・ヒューストンは80年代中頃からTVやFMラジオなどで見たり聴いたりしていました。ライブは2010年にさいたまスーパーアリーナでの来日公演初日を観ることができましたが、立ち振る舞いも歌声も実年齢以上に年老いた感じで、全盛期のパフォーマンスを求める人には不評でした。奇しくもその2年後の同じ日(2月11日)に48歳で残念ながら他界しました。
ホイットニーの映画は4年前のドキュメンタリー『ホイットニー オールウェイズ・ラヴ・ユー』に続く鑑賞でした。『ボヘミアン・ラプソディ』と同じ脚本家による映画ということで、ライブシーンを期待して『ボヘミアン・ラプソディ』を観たときと同じTOHOシネマズ梅田本館のDOLBY ATMOSの音響と巨大スクリーンを備えた館内最大の737人収容のスクリーン1で観ました。ぎりぎりホリデーシーズンに入る前だったためか、混まずに観ることができました。
発券機で発券した座席指定券を入口で見せて年明けのホログラムコンサートのチラシを受け取り、手指の消毒をして入場。12分の予告編や注意事項の後に上映がスタート。
内容は母のバックで歌っていたデビュー前から、悲劇的な死を迎えるまでの人生を描いた物語でした。ホイットニー・ヒューストン役はナオミ・アッキー、母のシシー・ヒューストン役をタマラ・チュニーが務めました。レコードプロデューサーのクライブ・デイビスに見いだされ、歌手や役者として活動していくストーリーが私生活でのエピソードを交えながら展開されました。ライブシーンには当時の歌声が使われて臨場感のあるシーンに再現され、劇場の立体音響によりまるで劇中の客席にいるかのように鳥肌が立つほど感動を覚えました。ホイットニー役のナオミ・アッキーが全盛期から晩年までを見事に演じており、晩年にホイットニーを生で見たときに若かりし頃にTVで見ていた姿とのギャップを感じたことが脳裏によみがえってきて、胸が熱くなりました。でも、圧巻のクライマックスが用意されていたことで、心が救われたように感じました。
ホイットニーの歩んだ人生の軌跡を見事に再現して魅せてくれた映画で、キャリアの重要なシーンを当時の歌声とともに回想しながら鑑賞することができて満足しました。
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ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY
劇場公開日：2022年12月23日
【作品データ】
2022年製作／144分／PG12／アメリカ
原題：Whitney Houston: I Wanna Dance with Somebody
配給：ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
【スタッフ】
監督：ケイシー・レモンズ
脚本：アンソニー・マッカーテン
撮影：バリー・アクロイド
編集：デイシャ・ブロードウェイ
美術：ジェラルド・サリバン
衣装：チャールズ・アントワネット・ジョーンズ
音楽：チャンダ・ダンシー
音楽監修：モーリーン・クロウ
製作：デニス・オサリバン, ジェフ・カリジェリ, アンソニー・マッカーテン, パット・ヒューストン, クライブ・デイビス, ラリー・メステル, モリー・スミス, サッド・ラッキンビル, トレント・ラッキンビル, マット・ジャクソン, クリスティーナ・パパジーカ, マット・サロウェイ
【キャスト】
ナオミ・アッキー：ホイットニー・ヒューストン
スタンリー・トゥッチ：クライブ・デイビス(レコードプロデューサー)
アシュトン・サンダース：ボビー・ブラウン(ホイットニーの夫)
タマラ・チュニー： シシー・ヒューストン(ホイットニーの母)
ナフェッサ・ウィリアムズ：ロビン・クロフォード(ホイットニーの友人,アシスタント)
クラーク・ピーターズ：ジョン・ヒューストン(ホイットニーの父)
ボビー・クリスティーナ：ブリア・ダニエル・シングルトン(ホイットニーとボビーの娘)
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▽ホイットニー・ヒューストン ベスト盤(2022/12/21リリース)