こんにちは、iro-laboの小島です。
先日、文化学園服飾博物館の
『どうしてなんだか似ている服』
展に行ってきました。
今回は、世界中のさまざまな国や地域の服や衣裳を
「かたち」「もよう」の観点から見ていく展覧会でした。
地図では遠く離れていて、
地域性や文化の共通性がなさそうなのに、
なんだか似ている形だったり、
なんだか似ている模様だったり…。
また時代を超えて受け継がれたデザインや、
アレンジされたような服もあって、
それがどのような影響でそうなったのか、
衣服にどのような意味や思いを込めているのかを
紐解いていく展示でした。
理由や事情を知るにつけ、
意味のないデザインはなく、
そのデザインは衣服の機能性に関わって、
生きていく上で重要な要素になっていることがわかりました。
機能性や実用性にプラスして、
それぞれの文化や民族性が加わった
さまざまな装飾的な工夫がなされているところも面白く、
どんな国でも、どんな時代でも、
また何らかの制約があったとしても
その中で身にまとう衣服にこだわりをもっているのが
「人」なのだな…と感じた次第です
今回「かたち」「もよう」の共通性による展示でしたが、
どういう色や配色を使っているのか
という視点で観察してみると、
思いがけない共通性あるいは相違点があって、
それを自分なりに分析するのも楽しかったです
やはり色の組み合わせは、
国が違ったり年代が違ったりすると独特のものがあり、
古い時代の配色の方が逆に新鮮に感じられたり、
なじみのない国の色使いをなぜか懐かしく思えたり
ということがありました。
また、染色による発色の具合や、
素材違いの色の出方のニュアンスなど、
時を経ることで深みが増した色を目にして、
現代では見ることのできない美しさを感じることができました。
この展覧会は6月21日(土)まで開催中です。
(あとわずかとなってのメルマガとなってしまい、
すみません)
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文化学園服飾博物館は、
たくさんの所蔵品の中からさまざまなテーマで
貴重な服飾品を展示している、服好きにはうれしい博物館です。
ちょっとした時間で手軽に立ち寄ることができるので、
私もしばしば訪れています。
*次回展示『衣服が語る戦争』
7/16(水)―9/20(土)
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