暑気払いの様子をリポートします! | 色彩活用研究所のブログ

暑さ寒さも彼岸まで、で例えられるように、今年もお彼岸を境に
もみじの気候に近づいていくようです。


みなさんこんにちは、iro-laboの金子です。

 

今回はiro-labo オフィス恒例の夏行事、
暑気払いの様子をリポートします!

今回の暑気払いのイベントは 『紅ミュージアム』


ここは江戸時代から続く日本で唯一の紅屋である伊勢半本店です。
「紅(べに)」を知り・見て・触れて・体感する、紅染体験付きの館内ガイドツアーがスタートですダッシュ


https://www.isehanhonten.co.jp/museum/

 

 

みなさんは「紅」という字で何を思い浮かべるでしょうか。
魔除けの色?それとも紅色のほっぺはてなマーク

薄紅色のシクラメンとか・・(古い)

 

紅色は、紅花によって生み出された天然の赤色
でも紅花の花びらは黄色ですよね。
そうなんです、

黄色の中の1%の赤い色素からできた色が紅色で、
紅色を作るための紅餅1個を作るのには300輪の紅花黄色い花が必要だそうです。


赤色を作るにはたくさんの紅花が必要になることから、
当時は限られた階級の方しか身につけられなかったことも納得ですね。

 


写真右:紅花(紅餅1枚相当分の花弁) 写真左:紅餅

 

その紅花から生まれる天然色素の口紅が「小町紅」
小町紅は乾いた状態は玉虫色に光っていますが、紅筆に水をつけて触れると、
一瞬にして鮮やかな紅色が現れます。不思議?

 



小町紅が玉虫色に見える理由はいまだに解明サーチされていないそうです。
現代のミステリーですね。


この高価な小町紅を全員でお試しさせていただきました。

そしていよいよ紅染体験ラブラブです。


紅花の黄色い色素から赤色色素をどうやって抽出するか、
自分達で経過を体験しながら、

最後にはビー玉や輪ゴムで絞り柄をつけて、
ハンカチを紅染しました。

紅餅を水の中でよくもみ、黄色色素を除去します
 

  1. アルカリ水溶液に紅餅を入れ赤色をもみ出してます

     
  2. ここにクエン酸を入れると水があわあわに、、水から赤色成分を引き離します

     
  3. ハンカチに絞り模様をつけて、、、紅液に入れて染色すると・・
     
  4. よく水洗いして、輪ゴムを開くと・・こんな模様に染まってた!

     

大人の遠足、楽しかったです飛び出すハート
染料や顔料は慣用色名でも登場するので、馴染みがありますよね。
学習も兼ねた有意義な体験ツアー。みなさんも試してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

社長、毎年ありがとうございます!!

来年のイベントも期待していますピンクハート

 

 

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