2001年モデル ゴルフ4ワゴン 走行距離12万キロ。
ABS警告灯 点灯。
また走行時に「ブーガタガタ」となると警告灯が点灯するそうです。
予断ですが、このABS警告灯が点灯するとなんでもかんでも「ABSポンプが悪いと思いますので15~20万円は修理代金が掛かると思われます。」と現車点検前にも関わらず業者から言われるユーザーさんが多いようですが、実はそうでもない場合も多いとです。
始めに書いておきますが、今回の修理代は¥14.000円(税込)です。
では、ご覧あれ。
DTCはこんな感じ。
「左フロントABSセンサーの奴が働いてません!」と仰っております。
症状発生時の「ブーガタガタ」は、「ESPが正常作動している時のABSポンプ動作音」
ですので、ABSポンプユニット不良の疑いは一旦置いておきます。
まあまあ、とECUくんを一旦なだめておいて、、、
ABSセンサーくんを取り外して清掃実施。
その後、テスト走行実施。
それでも、働いてくれませんでした。
これにて「更正不可能」との判断。
新しい部品定価は¥15.700円(税別)
中古品が福岡市内にありましたので¥5.000円(税別)で手配。
早速、交換。
おっ、エエやん~
げっ、ダメやん、、、
手配した部品は11万キロ走った2003年モデルのゴルフから取り外した部品。
やはり新品手配かな、、
まぁ、やるだけやってから、、、
と、調整してみます。
再度、組み付け。
テスト走行実施。
4輪のスピードセンサーから出力される数値をモニターしながらテスト走行。
今度は良いかも、、、
カーブ途中の出力データー。
この様に、右フロント=左リア 左フロント=右リアがクロスし、同じ数値で出力されているか否かをECUがモニターし、一定差異が生じた場合に「スリップしている」と認識しESPの動作トリガーが作動します。
異常値が発生した対角線上のブレーキラインの油圧をABSポンプにて絞り、対角線にあるABSセンサーの出力数値を同程度まで引き下げる制御を行う訳です。
テスト走行30キロ、約40分。
症状発生、なくなりました。
今日は天気もイイし、途中で「直った確信」がもてましたので、二見辺りではルンルン気分です。
さて一旦戻ってから、まとめた後に、東区までご納車に上がりますね。
今回は安く仕上がって良かったです。
ユーザーさんが嬉しいと、私も嬉しい。
但し、中古部品を使用したリスクは相変わらずありますので、経過観察ではあります。
引き続き、よろしくお願いします。