勝率9割の株式投資-42(株価の創発) | ”企業に眠る宝の山”発掘プロジェクト
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先週に続き、4回目の買い信号が出ました。

 

それも菅総理が自民党総裁選に立候補しないという驚きのニュースが引き金です。

 

直前まで「出る!」と明言していたのに、急遽「コロナ対策最優先」を理由に取り下げです。そんな理由は誰も信じません。本当の理由は、自民党内の支持を失ったからですが、人事を得意としてきた人が人事策に溺れたという、皮肉な結果です。衆議院選挙での落選の可能性まで取りざたされていますが、さてどうなるか・・・。

 

株価上昇は「ガス」抜き効果でしょうかね。

 

 

1回目の信号で買っているので、今回の買い信号もスルーです。今回の買い信号で振り出しに戻りましたね。前回売買の売りレベル、1回目の買いレベルとほぼ同じ株価レベルになっています。まだ%D値が45%と低いので、更なる上昇が期待できます。

 

<表1>

 

<図1>

 

 

 

さて本題です。

 

複雑系の特徴は「創発」という現象です。

 

創発とは、系を構成する要素の相互作用の結果、系全体として新しい秩序が現れることを言います。この秩序は、個々の要素の挙動を詳しく調べても出てきません。全体を眺め直さないと分かりません。

 

 

金融市場は複雑系なので、創発現象が現れます。

 

では新しい秩序とは?

 

金融市場は多数の上場企業投資家で構成されています。これらは全て系を構成する要素です。これら要素間のランキングというのは秩序の一つですね。

 

ただし、当然ながら同じカテゴリーで比較しないといけません。例えば企業別(銘柄別)の株価ランキング、投信別の運用額ランキング、投資家別の運用額ランキング、などです。

 

最も入手しやすいデータは企業別株価です。例えば東証一部機械の142銘柄を株価の大きい順に見ると、2021年7月9日終値では(やや古いデータですが・・・)

  1位 SMC 66,450円

  2位 ディスコ 32,900円

  3位 ダイキン 21,950円

  4位 ダイフク 9,800円

などとなっています。

 

これをグラフにすると、良く見るランキンググラフになります(図1)。横軸は順位です。それにしても、実に美しいロングテールですね!

 

<図2>

 

これを両対数目盛のグラフにすると図2となります。

 

<図3>

 

ランキング上位は右下がり45度に近い傾きの直線に沿って株価が並びます。これが新しい秩序です。直線の傾きや、データの直線への一致具合は系によって異なります。

 

株価は、世界的な政治・経済状況と、個別企業の経済活動の結果で決まりますが、なぜ、株価ランキングがこのように秩序化されるのでしょうか?

 

個別企業の分析をいくら精緻に行っても決して出てこない秩序です。

 

 

 

この形のグラフは以前のブログに出てきました。この時は、「ランキングデータは構造化されている」、という説明をしています。

 

 

 

次回は、フラクタルで見るリスクとリターンというテーマです。