勝率9割の株式投資-14(ストキャスティクス) | ”企業に眠る宝の山”発掘プロジェクト
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ロビンフッダーの話題があちこちのメディアで取り上げられています。

新型コロナウイルスがもたらした新型プレーヤーなので、今後この動きがどうなるか興味があります。

 

先週売り信号が出たものの、株価は元に戻りましたね。市場では強気の予想からバブル崩壊間近という弱気の予想まで様々です。

 

私は? 分かりません。

 

私は保有していた銘柄1570を、いつも通り信号に忠実に従って今週月曜日朝一番に売りました。利益率は26%(図1)でした。

 

今回も勝ちました。これで良いのです。心静かに次の買い信号を待ちます。

 

<図1>

 

 

さて、先週出た売り信号は順張り系でした。

 

銘柄1321の過去20年間のデータで、最初に出た売り信号(この信号で売る)の割合はほぼ、逆張り系 50%、順張り系 40%、緊急系 10%となっています。

 

売り信号の40%を占める順張り系信号は、ストキャスティクス(Stochastics)というテクニカル指標を使って発生させています。私のソフトはこの指標を軸に様々なロジックを組み合わせて構成しています。

 

 

ストキャスティクスは相場の行きすぎ(買われ過ぎ、売られ過ぎ)を判断して売買サインを判断する指標で、証券会社のサイトでも使っている、よく知られたテクニカル分析です。

 

%K、%D、SDという3種の計算値を使って判断しますが、株価がどのような値であっても、0~100%の範囲で変動します。

 

表1に、週次株価での計算式を示します。日次株価の場合は、式中の「」が「」に変わります。

 

n、m、yの値は、私は売買シミュレーションを行って決めます。現段階では n=3、m=7、y=4 としています。

 

<表1>

 

図1はVIXショック時のチャートです。

のライン  %K

赤紫のライン %D

・SDライン   省略

 

%D>70は売りゾーン、%D<30は買いゾーン(使う人によって範囲はまちまち)です。

 

判断方法は一般的には

 

%Kと%Dを使ったファースト・ストキャスティクス

%DとSDを使ったスロー・ストキャスティクス

 

の2種類があり、いずれも順張り系信号です。誤信号が比較的少ないスロー・ストキャスティクスが主流となっているようです。

 

私は敢えてファーストを使っています。スローでは判断タイミングが遅れるからです。

 

<図1>


図2で、ファース・トストキャスティクスを使った場合の一般的な売買サインを示します。

 

9月11日の週に、%Dが買いゾーン付近で反転し、%Kは%Dを下から突き抜けて大きく跳ね上がり(10→95)ました。この交差状態で「買い」と判断します。

 

それから約2か月後の11月6日の週に、%Dが売りゾーンで反転し、%Kは%Dを上から下に突き抜けています。この交差で「売り」と判断する場合もありますが、%Kの下がり具合が中途半端なので判断を保留する場合もあるでしょう。このケースでは、一旦様子見して翌週さらに下がったので売り判断した、ということにします。

 

売買判断の翌週に初値付近で約定できたとすれば、図中の利益幅(約25%)で利益が得られることになります。顔マークは売買ポイントです。

 

<図2>

 

移動平均ラインと異なり、ストキャスティクスは株価変動との連動性が良く、使いやすい指標ですが、いつもうまくいくとは限りません。時には誤信号(ダマシ)も出ます。

 

この場面では売り信号が出た後、株価はさらに上昇しました。結果的にはタイミングが早すぎた、ということです。25%の利益を確保しましたが、実は悔しい誤信号だったのです。


 

この誤信号がストキャスティクスの欠点です。長い上昇トレンドが続くと株価とストキャスティクスの連動性が崩れてしまうことがありますので、入念な株価分析を行って誤信号を減らす工夫が必要です。

 

なお、今回の売り信号がダマシだった可能性もありますが、現段階では判断できません。

 

 

図3はショック後のリバウンド場面です。約10%の利益が得られています。「頭と尻尾はネコにくれてやれ」と言われますが、まさにそのような形です。

<図3>


 

一方、私のソフトによる売買では以下のようになります。

 

・前半 図4  利益率40%

・後半 図5  利益率28%

 

前半の売り信号は、ストキャスティクスによる順張り系信号です。

 

11月6日週のダマシ信号は出ていません。ある条件からそうなるのですが、子細に分析するとその条件は微妙なタイミングで効いていることが分かりました。

 

何時でもうまく回避できるわけではないので、このケースはラッキーだったというべきかも知れません。ダマシ防止条件は売りタイミング遅れという失敗と背中合わせです。

 

<図4>

 

 

後半は買い信号、売り信号とも順張り系より早く逆張り系信号が発生しました。そのため、ネコには頭も尻尾もやらずに、自分が全部食べてしまっています。

<図5>

 

説明は割愛しますが、私の場合、20年間分のデータ分析から、ストキャスティクスの誤信号を防止するための独自の条件付けをしています。その条件が邪魔をして信号が出ずに売りを失することもあります。

 

 

次回は2015年~2016年の中国ショックの予定です。