少し古くなりますが、今年5月のダイヤモンドオンライン記事に、吉野家の現会長のインタビュー記事があります。
・吉野家は100年以上も続く由緒ある企業であること
(吉野家1号店は築地にある)、
・前会長が業績を急拡大させたのち経営危機に落ち入ったこと
(皆様よくご存知)、
・現会長が必死で経営を立て直していること、
など興味深いインタビューです。
その記事に、現会長が力説する次の趣旨のことが書かれています。
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1)創業者であれば、「自分の思い」を語れば人はついてくる。
2)しかし二代目経営者に必要なのは客観性、合理性、透明性である。
3)その理由は、創業者が勘に従って創り出した価値や哲学を、二代目経営者はロジックや数値を使って言語化し、事業の方向性や目的を周囲と共有して納得してもらう必要があるから。
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全くその通りです。
しかしこの、勘とロジックをつなぐことは非常に難しいと思います。
合理的に説明しにくいから「勘」になっているわけです。
しかしここで、ロジックと数値を使う方法に【複雑系分析】手法を持ち込むことによって、両者はグッと近づくのです。
二代目経営者はこの分析法を使うことによって、
創業者の勘を合理的な解釈のもとに理解できるようになります。
創発企画は複雑系分析で二代目経営者を応援します。