お家でできる口腔ケア
$院長の雑談-ユカリ先生と佳子先生
お友達でもある(私と同じ年!)のスマイルこどもクリニックの加藤ユカリ先生が診察にいらしたときの2ショットです。
小児科医のユカリ先生に、小さいお子さんたちに親御さんがしてあげられる事は?と、お伺いしたところ
「しっかり予防接種を受ける事」
と、おっしゃっていました。

歯科においてもこの時期の予防はとても重要です。どうせ乳歯は抜けてしまうから虫歯になっても大丈夫だよね……、という気持ちで高をくくっていると、その後生えてくる永久歯も虫歯になりやすく、歯並びに影響が出るなどトラブル続きになってしまいます。

乳幼児期から中学生(20本の乳歯が抜けて、全ての歯が永久歯に生え変わる頃)まではとにかく「予防!」。あるいは「未病」を改善していく事が大切です。予防接種も仕上げは中学生の頃ですね。

歯磨きは、一人で洋服を脱ぎ着できたり、お手洗いに行けるようになるなどの目安でお子さんに任せてはいけません。幼稚園・保育園児や小学校低学年のお子さんにはまだまだお家の方の「仕上げ磨き」が必要と心得てください。
中学生の頃を目安にしっかり自分自身の口の中のケアができるようにしてあげましょう。
誰でも25歳くらいまではむし歯リスクは高めです。なぜなら歯も20歳以下は未成熟だからです。歯が成熟、安定するのはおおよそ25歳くらいです。

小さい子どもたちはたいてい歯磨きが嫌いです。でも、「子どもが嫌がるから」と、お家の方がお子さんのブラッシングを怠ったらどうなるのでしょう?
エナメル質がやわらかい、生えたての乳歯はすぐに虫歯になってしまいます。
かわいいお子さんの「歯医者デビュー」がいきなり”削る”治療からでは本当にやるせない気分です。
お子さんが泣いたり暴れたりしてもひるまないで!お家の方が頑張るところです!

むし歯から子どもを守る5か条

1まずは歯磨き
子どもが嫌がっても、磨いてあげてください。
泣いても押さえつけてやってあげましょう!
2甘いものの摂取をコントロールする
甘い物を食べさせてはいけない、ということではありません。
食事やおやつの時間を決めて、ダラダラ食べさせないこと。
食べたら歯磨きしましょう。できない時は、うがいをしたり、キシリトールタブレットを利用します。
3おやつの最後にはキシリトールのタブレットやガムを。
お口の中の環境が良くなり、歯磨きしやすく、むし歯になりにくくなります。
4歯磨きにはフッ素入り歯磨き剤を使いましょう。
ジェルタイプなら、なおGOOD!
53ヶ月から半年に1回は歯医者で「フッ素」を塗りましょう。
やわらかく、むし歯になりやすい生えたての歯を硬くします。