
田んぼから
きこえてくる
さわやかな風の音。
緑うつくしい
この時期になると
思い出す小説があります。
「稲の旋律」
旭爪あかねさん
しんぶん赤旗に
連載された作品です。
「転んだときには、
起き上がるまで
僕がそばで待っていてあげる」
この本の帯の言葉に
胸がキュンとします。
…
誰か私を助けて――
人のかかわりにおびえ、
ひきこもる女性、
千華が書いたメモ。
偶然うけとったのは
農業に生きる男性でした。
そこからかわしはじめた
ふたりの往復書簡。
人とのつながり、
農業とのふれあいによって、
少しずつたしかに変わってゆく
千華の心もよう。
苦しみや悲しみ、
よろこびが
自分のことのように
感じられます。
先日、
日本共産党は
第6回中央委員会総会を
ひらきました。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-07-13/2008071317_01_0.html
話しあった
そのうちの一つは、
若い世代が直面している
「二重の苦しみ」に心を寄せる
ということです。
職場では、
正社員に
なりたくてもなれない。
長時間、
働かされる。
しかも
残業代がでない。
学校では、
学ぶ楽しさを
感じられない受験競争に
おいたてられる。
あまりにも
高い学費。
日々、
つみ重なっていく
苦しさ。
そして、
その苦しみの原因は、
自分の責任だと
思わされていること。
自信もなくなり、
自分を認めてあげる
チカラもなくなる。
「自分なんか
いなくたっていい」
という
考えにまで
おちいっていく。
二重に
苦しめられている人が
たくさんいます。
この「二重の苦しみ」が
「稲の旋律」の千華、
これまで出会った
若い人たち、
そして
私自身と重なりました。
私たちがおかれている
苦しみ、
生きづらさ。
それは、
自分だけのせいじゃないんだよ。
大もとには、
私たちのほうをみない
政治のゆがみがあるんだよ。
みんなで
いっしょに変えていかない?
と、伝えていきたい。
そう思いました。
…
今日、
この小説が映画になると
知りました。
それと
思いがけない方からの
お手紙。
うれしくなって、
この本の紹介となりました。