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「菜の花ばたけですれちがう」

菜の花ばたけですれちがう
あなたの胸にはしるしが光る
菜の花ばたけでしんみりは
妙にこころがかたくるし
けれどひたいを夕日に染めて
小さな笑いを与えたら
あなたもきっとわかるはず
菜の花ばたけのしんみりは
すっとこころを近づける
そっとからだを遠ざける

ああ
あなたが時おり気にしてる
この黄菜色のこの花は

あなたにとっては 何の花

「月夜にひろった氷」
銀色夏生さん



春、
菜の花をみかけると
この詩を思い出します。

あなたにとっては 何の花