スラバヤの有名店と言えばDepot Anda、Soto Wawan、Bu Rudy に Bu Kris…というのが定番でした。中でもスラバヤでソト・アヤムと言えばPak Sadi、だったんですが。
最近、ソト・アヤムと言えば、の新定番ができたそうなんです。
それがCak Har。
元は屋台だったそうですが、今や体育館のような広々した店を構え、更にバリ島デンパサールにも支店があるという、スラバヤ・ドリームな経歴の持ち主です。
低いトタン屋根の下なので、やや薄暗い客席。でも、「あ~、インドネシア~~」って感じしませんか?
行ったのはお昼過ぎの変な時間だったんですが、結構な人の入り。従業員数が多くて、ひっきりなしにソトの入ったお椀を運んでいきます。
こんな大規模にやってるんだから、ちゃんとキッチンがあってでっかい寸胴鍋でわっさわっさ作ってるんだろうと思ったら、なんと屋台で作ってました。
これじゃないとあの味が出ない、とかあるんだろうか…。むむむ。
メニューは1つだけ、「ソト・アヤム」。選択肢はスープの中にごはんを入れるか、別にするかだけ。私は別派。
運ばれて来たソト・アヤム。色が濃い!インドネシア語で「濃い」とか「とろっとした」という意味の単語にKentalというのがありますが、正にKental。
とろみの正体は、たっぷり入れられたクルプッをすりおろしたやつ。
真ん中あたりにある肌色っぽいパウダー状のものがそれです。あらかじめソトにたっぷり入っているにも関わらず、テーブルにもセットされているので、もっと濃くすることも可能。
サンバルは後からきちんと辛くなって来るタイプ。すごいのはライム。普通は皮ごと削いだものがおいてありますが、ここのは丸ごと。でも触ってみるとぶにぶにする。このまま絞って、絞れるの~?と半信半疑でちょっと押してみたら…びっくりするほどの果汁がぼたぼたと!!
どういう切り方してるんだろう…隠し包丁みたいに刃を入れてあるんだと思うんですが、よーく観察しても結局わかりませんでした。
具がたっぷり!私、ソト・アヤムに入ってる春雨的なやつが大好きなんですが、それも満足できる量が入ってました。
コクがあって深いのに、後味あっさり。サンバルを入れなければ全く辛くない、丸くてやさしいスープです。
人気があるのも納得。
ちなみに、この日は見なかったんですが、スープをとった鶏ガラをタダで出してくれるそうです。骨の髄までしゃぶりつくすってわけですね。
ギャラクシーモール方面なのでスラバヤ西部からだとちょっと遠いですが、食べに行く価値アリです!
場所はJl. Dr. Ir. H. Soekarno (MER II)。
Jl.Manyar Kerto arjoをギャラクシー方面に向かって、左に曲がったらギャラクシー、という信号を右折(ギャラクシーと逆方向)、しばらく行った右側です。