近所の食品スーパーで小松菜を一束買った。毎日のお弁当におひたしとして使おうと思い買ったのだ。さあ使おうと朝、束をほどいてみたら…え？何これ、これ、小松菜？小松菜のコーナーに並んでいたのを買ったのに、どうも様子がおかしい。間違えて一束だけコーナーに混じっていたのか？その野菜の形状…小松菜はほうれん草より丈が長いものが多く、茎は太く、葉は上部だけに長細くついている。ところが私が買った“小松菜”は、茎は太いが葉がちょっと丸…。しかも葉から青臭いを通り越して、緑臭いというか、青汁？！みたいな感じなのだ。じゃあ、青汁の元になるケールかといえば、そこまでは匂わない。ということは、ひょっとして、これ、モロヘイヤ？スーパーへ行くと、高齢にさしかかった感じのおばちゃんが好んで買っているということから体にいいということは知っているが、おばちゃんたちがどうやって食べているのかは知らない。以前、料理本で「モロヘイヤ入りお好み焼き」というのを見たことがあるけど、緑臭さを考えたらオエ～ッ！だ。お好み焼きが大嫌いになるに違いない。関西人としてそれは回避したい。私はこのニガそうなモロヘイヤの疑惑が残
る調理方法をいろいろ考えた結果、シンプルにゆででみた。すると、あのニガい匂いが消えた。え？ちょっと醤油をかけて食べてみた。こ、これは！！小松菜のおひたしだ！モロヘイヤだったらどうしようと悩んだのに、今ではモロヘイヤでなくてちょっとがっかりである。何かふりだしに戻った感じだ。