「かながわブランドモニター」を務めています 第一弾・藤沢産キャベツ | くらみき Blog

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12月1日の朝、藤沢に赴きました。今期の「かながわブランドモニター」に任命いただき、この日は第一回目のかながわブランドモニター会議に参加させていただくためです。

 

かながわブランド制度は、平成4年度に県の選定制度として開始され、平成9年度からは、かながわブランド振興協議会(事務局はJA神奈川県中央会)による登録制度として運営されているものです。平成29年12月1日現在、61品目、98品がブランドに登録されています。(湘南はまぐり、ちがさき牛、相模の鮎等)

 

条件として:

・消費者ニーズに対応した生産に、組織的に取り組んでいる

・県民にアピールできる安全性と商品としての特徴がある

・統一の生産・出荷基準を守り、一定の品質を確保している

を満たすことが必要です。

 

私たちは神奈川県のブランド登録品を中心として県内産農林水産物のモニタリングを行い、それらの消費拡大にむけてのPRや会への提言をさせていただく役目を担います。

 

かながわブランドについて

http://kanasan-no-hatake.jp/brand/index.html

 

 

この日は開会ミーティングの後、JAさがみのキャベツの集荷場へ。ここのキャベツは迅速な流通による新鮮さも特徴。その日の朝、収穫して出荷されたキャベツは翌日には量販店、スーパーの店頭に並ぶという速さを誇ります。

「しずはま」という品種は柔らかく、歯切れがよいため、生食でおいしくいただけるそうです。「寒玉」は硬めの食感で、千切りでいただく他にはロールキャベツやポトフなどの煮込みに適しています。

 

そして「わいわい市」を視察。ここでは85%が地場産のものを扱っています。年間延べ54万人が利用、10億円という売り上げを誇る店舗です。生産者さんは、朝、納品した後は、売れ行き良く不足品が出るとメールで連絡が来て、逐次納品に訪れる、というシステムだそうです。朝、生産者さんの名前を指名でお野菜等を購入しにくるお客さんがひきも切らないとか。参加者の皆さんも、新鮮で美しい野菜たちにひととき熱狂!人気の理由を実感、です。

ランチはわいわい市オリジナル’地産地消弁当をいただきました。寒川の米「さとじまん」をはじめ、里芋コロッケなど、地場産食材をふんだんに使った、優しい味わいのとても美味しいものでした。お茶はもちろん足柄茶です。

午後からは桐ケ谷さんの畑へ。まずは堆肥場にて、藁で作る堆肥の作り方などの説明をいただきました。そして藤沢産キャベツの圃場見学へ。なんともきれいなきゃべつ達。通路には除草剤を使うそうですが、畑の中の除草はすべて手作業。とても手間と時間を要する作業です。これが美味しいキャベツを産む理由の一つでしょう。「冬藍(とうらん)」という品種のキャベツの収穫体験をさせていただきました。桐ケ谷さんの愛情がこもったキャベツはずっしりと重く、温かかったです。

春キャベツの苗は、大雨で水をかぶり、根がやられてしまい、育成状況がよくないとのこと。ネギは’風が巻いて(家屋などにぶつかった風が畑の中をぐるぐる吹く)’倒れたり、大雨で土が流されたりで、共に収穫量は何割か減となるとのこと。生産者さんの苦しみが伝わり、胸が痛くなる思いでした。

 

六会産、樹についたまま赤くなるのを待って収穫されるぴかぴかの「ひだまりトマト」をたくさんお土産にいただき、わいわい市で購入した野菜たちもとても元気で、私もエネルギーをもらいました!

 

さて、次はいよいよ、はまぐりの試食と直売所訪問です。

(第二弾へ続く)