=今月の一品=
☆鶏のから揚げクミン風味(4名分)
(クミンシードの香りをまとったエキゾチックな味わいの唐揚げです。クミンシードが苦手な方は、
カレー粉に変えてもおいしく仕上がります。冷めてもおいしいので、お弁当のおかずにもぴったりです。)
材料:鶏もも肉 2枚(500g)・塩 小さじ1/3・揚げ油 適量
(あれば)クミンパウダー* 小さじ1/2
衣材料:薄力粉・片栗粉 各大さじ3・クミンシード 小さじ1
漬けだれ材料:酒、しょうゆ 各大さじ2・おろししょうが 大さじ1・
卵黄 1個分・おろしにんにく1片分・塩 小さじ1/2・
胡椒 少々・クミンシード 大さじ1
バリエーション例・ポイント:クミンパウダーは無くても良いですが、入れることで、より鮮烈なクミン風味
を楽しむことができます。1度揚げて予熱で火を入れ、さらに2度揚げすることで、ジューシーでしっとりと揚がります。
作り方:
① 鶏肉は筋を引き、余分な脂や皮を処理し、大き目の一口大に切る。塩と(あれば)
クミンパウダーを全体に振る。ボールに漬けだれ材料を合わせ、鶏肉を15分程度
漬けこむ。
② 薄力粉と片栗粉、クミンシードを混ぜ合わせ、鶏肉にまぶす。
③ 170度の揚げ油で鶏肉を2分揚げ、バットに上げて5分おいて予熱で火を通す。
再び180度の油に鶏肉を入れ、外側がきつね色にからっとなるまで1分半程度揚げる。
バットに上げて油を切る。
*クミンシードとクミンパウダー:エジプトなどを原産とするセリ科の一年草の種子(植物学上は果実)
和名=ウマゼリ。強い芳香とほろ苦味があり、香辛料として利用されます。
紀元前16世紀の古代エジプトの医学書に載っているほか、王の墓から副葬品として発見されています。
中世ヨーロッパでは料理や薬として用いられたそうですが、恋人の心変わりを防ぐと信じられ、相手の
ポケットにしのばせるなど、迷信的なかかわりもあったそうです。
お料理では、中東、南アジア、中央アジアの料理に香辛料としてよく使われます。インド料理にも欠かせず、
油に香りをつけるため、油にクミンシードを入れて熱します。
クミンパウダーはクミンシードを粉末状に加工したもので、カレー粉にもブレンドされます。
ひき肉料理やカレーなどの煮込みものにも加えて、香りづけに利用されます。
☆ガパオライス(2名分)
(タイ料理では王道の、「鶏肉のバジル炒めご飯」です。タイでは‘ガパオ’というシソ科の
‘カミメボウキ=ホーリーバジル(英語)’を使用しますが、日本では入手しにくいため、フレッシュの
スイートバジルで代用します。ご飯にガパオをたっぷりとかけ、半熟の目玉焼きをつぶして混ぜながら
いただきます。)
ガパオ材料:鶏もも肉 100g(塩・胡椒 少々)・茄子 1/2本
鶏ひき肉 100g・玉ねぎ 1/2個(100g)・赤パプリカ 少々・
れんこん 小1/2個・にんじん 1/4本・にんにく 1片・
サラダ油 大さじ1/2・赤唐辛子(小口切り)少々・
スイートバジル(フレッシュ)大8枚・塩、胡椒 適量
その他材料:卵 2個(サラダ油 大さじ1)・塩、胡椒 適量・
ごはん 茶碗2杯分・飾り用スイートバジル 2枚
調味料材料:鶏ガラスープの素(顆粒)大さじ1/2(水 15cc)・
ナンプラー 大さじ1・オイスターソース 大さじ1/2・砂糖 小さじ1
作り方:
① 鶏もも肉は1cm角に切り、塩・胡椒する。玉ねぎと茄子、パプリカ、
れんこんは1cm角に、にんじんは7mm角に切る。にんにくはみじん切りにする。
バジルは茎から葉をむしり、ざっくりとちぎる。
② 小ボウルに、調味料材料を入れ、混ぜ合わせておく。
③ フライパンにサラダ油とにんにく、唐辛子を入れて火にかけ、香りが出たら
鶏もも肉を入れてさっと炒め、にんじん、たまねぎ、れんこん、パプリカを入れて
軽く塩(分量外)をし、3-4分炒める。
鶏肉の色が変わったら鶏ひき肉を入れてぱらぱらになるまで2-3分炒め、茄子を
入れて2分程度炒める。②を入れて全体を合わせる。ちぎったバジルを入れて混ぜ、
味を確認して塩・胡椒で整え、火を止める。
④ 目玉焼きを焼く。冷たいフライパン*にサラダ油を入れ、卵を割り入れて火にかける。
軽く塩・胡椒し、白身が固まり始めたら蓋をして火を消し、2-3分おいて半熟に仕上げる。
⑤ ごはんの上に③をかけ、目玉焼きを乗せる。バジルの葉をあしらっていただく。
*冷たいフライパン+油+卵で焼くと、黄身はとろっと、白身がかりっとした食感に焼きあがります。
皆さま:記録的に暑い6月となっております。キンキンに冷えたビールに合うおつまみ♪
どうぞお作りになってみてくださいね。あっ、水分補給もしっかりと、お願いします!