皆さま、こんにちは。
Salon de Kurahashiクッキング・サロン 倉橋美樹です。
この時期の、昨年までのメルマガを読み返してみたところ。。。、すでに2018年から、毎年、呪文のように暑い!猛暑!夏バテ!というワードが続きました。
確かにこの暑さ、実感するところではありますが、今年だけを考えても、一体、どうなってしまうのでしょうか、と問いたい酷暑の6月ですね。
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※コロナ禍で始めた、2020年3月~のメルマガ掲載レシピを、『くらみきHP』の『くらみき 簡単レシピ』に順次掲載しています。ぜひ、ご参考になさってください☆
https://ameblo.jp/salondekurahashi-recipe/
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=今月のトピックス=
先日、鯛焼きを売るお店の看板に「天然」と書いてあるのを見て、友人にどういうこと!?と聞いたことがありました。答えは。。。天然ものは、1匹ずつ丁寧に焼く鯛焼き。片や一度に大量に(6匹以上等)焼くのが「養殖」の鯛焼き、ということでした。私は甘いものを頂かないので、鯛焼きを買うことが皆無なので知らなかっただけでしょうか。みなさま、ご存じでしたか!?
ちなみに、うちの旦那は京都出身ですが、「たこ焼き器」のみならず、天然の「鯛焼き器」も持っていたそうです。(関西の家庭ではたこ焼き器は一家に一台ある、というのが定説ですが=私は大阪出身で、もちろんありました!ただし、焼くのは父親の役目だったので、私はたこ焼きを焼くのはめちゃ下手くそです。鯛焼き器は我が家には無かったですね~。)
ちょっと見まわしてみると、このような食にまつわる‘あるある’、意外とたくさんあるものですね。今月はそちらを取り上げてみたいと思います。
☆かき氷のシロップ
暑い暑い夏に、どうしても食べたくなる(というか無いと乗り切れない!)かき氷。近年、様々な具材や味わいのバリエーションを提供する‘おしゃれかき氷や’さんが増えてきたように思いますが。。。
昔ながらのイチゴ/メロン/レモンのシロップ・・・実は香料と着色料以外、味は皆、同じだそうです!やはり香りは味わいの大きな要素となる、ということなのですね。
☆ケチャップ
卵料理やパスタ料理等々、様々なお料理に活躍するケチャップ。昔は薬となっていた時代があったようです。18世紀のアメリカでは、トマトは万能な健康食品として扱われていました。1830年頃、とある医師が、ケチャップには健康効果があるとして、ケチャップを「トマト・ピル」に加工して薬として処方していたとのことです。「トマトが開かkうなると医者が青くなる」というトマト。きっと重宝されたのでしょうね。
☆エスカルゴ
若かりし頃、フランス料理を食べて、「なんでフランス人はカタツムリなんか食べるんかい!」と思ったことがあります。よりによってカタツムリ。。。でも確かに美味しいんですよね。考えてみれば、サザエのような歯ごたえや旨味のあるカタツムリ+「ブルギニヨンバター=香草バター」はテッパンですよね~。
では、なぜフランス人がカタツムリを食するようになったか、ですが。。。歴史上、何度も飢饉に見舞われてきた歴史があるフランス。飢えをしのぐために、野兎やヒキガエル、ザリガニなど、よっぽどでないと手をださないようなものまで食べないと生きていけなかった!だからカタツムリにまで食指を伸ばした、という訳なんですね。
さぞかし最初は抵抗があったことでしょう。しかし、さすがフランス人、少しでも美味しく食べようと今のエスカルゴバターで焼く、というスタイルに落ち着いたようです。もっとも、古代ローマ帝国では食用としてエスカルゴを育成していて、美食のひとつとして食べられていたというからすごいですね。
そして、エスカルゴバターを、カタツムリの殻の入り口に詰めておくと、中でカタツムリは何週間も生きていたので、飢饉の備えの保存食料ともなったそうなのです。これが、フランスでカタツムリが料理として重用されてきたヒストリーなんですね。
☆うなぎ
一般的な寿司屋でうなぎを刺身で出さないのは。。。生のうなぎの血液には『イクチオヘモトキシン』というタンパク質性の毒性の物質が含まれており、食すると嘔吐や呼吸困難などの中毒症状を引き起こし、摂取量によっては死に至ることもある怖い物質を含むからです。(血液に含まれるので、フグのように毒のある部位を取り除けば良いということではない、ただし、血管をきれいに取り除く技法があるそうで、熟練した調理師のみが刺身として提供することが許されるとのこと。)
一般的には、60度以上の加熱調理で無毒化しますので焼いて召し上がれば大丈夫です。他にもアナゴ、ウツボなどウナギ目の魚の血にも毒素が含まれます。
☆キュウリ
キュウリについて・・・実は、世界一!を冠するポイントがあります。ギネスブックにも載ったとか!それは、世界一!栄養素の少ない野菜である、ということなのです。なんか、キュウリさん、かわいそうですね~。
幾分かは、ビタミンCを含んでいるようですが、自らビタミンCを酸化させてしまう「アスコルビナーゼ」という成分が含まれているため、美容のため!と朝ごはんに、キュウリとトマトやレモン、ズッキーニやスイカを一緒にいただくと、ビタミンCが破壊されるため、全く効果が無い、ということになってしまいます。。。
ただし、キュウリは水分を多く含み、夏の火照った身体を冷やしてくれる効果が、そしてカリウムも比較的に多いので、塩分排出効果が望めます。
☆伯方の塩
さて、伯方とははどこか。。。愛媛県、今治市の伯方島のことです。かつては塩田が盛んでしたが、現在はメキシコ、オーストラリアの天日塩田塩を使用しているそうです。(商品に記載されています)
伯方の塩、という名前を冠しているのは、伯方の塩田の復活を願う気持ちを込めてつけられたとのことです。
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=ご報告=
5月20日に三軒茶屋の山形県河北町のアンテナショップ&食堂『かほくらし食堂』にて、ランチビュッフェ・イベントを開催しました。
私が監修、調理したお料理(サラダラティーナ(カブ)の華やかサラダ/ハーブ鶏の山賊焼き/おかひじきの炊き込みご飯/具沢山豚汁等を、二部制のビュッフェスタイルで7品、お召し上がりいただきました。
たくさんの方にお申込みを頂戴し、各10名様定員のところ、各12名様にご参加いただき、大変盛り上がりました。
ただ、準備頂いた食材の量があまりに多く、24名分の量を60名分(x7品)、調理をすることになり、さすがに猛烈にキツかったのですが、お客様には大変喜んで頂き、たくさんお召し上がりいただきました!
アシストいただいた方々のお力もお借りしての、大成功でした。やり切った達成感が半端なく、終わってから、やっと楽しかった。。。という言葉が出て参りました。(笑)
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次回のメルマガ配信は8月下旬(25日頃)の予定です。