Salon de Kurahashiクッキング・サロン 倉橋美樹です。
季節の移ろいの早さに驚かされます。今年は桜もたくさん愛でましたが。。。もう葉桜だな。。。と、ふと目を上げると世の中は様々な花々で百花繚乱☆
芝桜やモッコウバラ(たわわに小さな花をつける八重咲きの黄ツルバラ、夏椿)等が眼を楽しませてくれています。
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※コロナ禍で始めた、2020年3月~のメルマガ掲載レシピを、『くらみきHP』の『くらみき 簡単レシピ』に順次掲載しています。ぜひ、ご参考になさってください☆
https://ameblo.jp/salondekurahashi-recipe/
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=今月のトピックス=
山菜の時期到来!ですね。先日、神奈川県西部の山北町で、自生のタラノメ、ハリギリ(+市販品のフキノトウ)を天ぷらでいただく機会があり、(コゴミはわさびマヨネーズ和え、山ウドは炒め煮にて)鮮烈な旬の香りと味わいを楽しんできました。
ハリギリはなかなかお目にかかれませんが、コシアブラとタラノメを合わせたような山菜の皇帝とも言える凄い山菜です!
今月は春から初夏にかけての風物詩、山菜を取り上げてみたいと思います。
そもそも山菜って??
野菜ソムリエプロの資格を取得するために学んだ教本の中には出てこなかったような気がするし。。。(記憶の彼方~汗)かといって、食品成分表の中では野菜の項目に入っているし。。。どういう立ち位置なんだろうな~と思うことが山菜が出回る季節になると脳裏をよぎり。。。そしてまた忘れて翌年。。。の繰り返し(笑)
調べてみたところ・・・【山菜は山野に自生し、食用となる食物の総称】、ということ。自生するものの他に、栽培され、流通販売するものも多く、林野庁の統計では「ワラビ」「ゼンマイ」「コゴミ」「コシアブラ」「タラノメ」「フキノトウ」「フキ」「シドケ」「ミズ」「ツワブキ」の10品目が山菜として分類されているとのこと。
土手やあぜ道に自生するノビルやヨモギ、ツクシは野草、とされます。(ただし、それらも含めて山菜、という分類の仕方もあるようです)
有名な山菜の簡単な説明を:
・コシアブラ:落葉高木。山菜の女王といわれ、芽の先端を食する。柔らかく大変美味しい。タラノメと似ているが、トゲが無い。樹液を濾して塗料としたところからこの名を冠した。
・タラノメ:タラノキの若芽、山菜の王、と言われ、ほろ苦い味わいともっちりした食感が特徴。天ぷらや炒めものに向く。
・シドケ:別名モミジガサ。葉っぱが紅葉の形をしている。クセが強い山菜だが、茎をお浸しや和え物にすると美味しい。鉄分が多く、ほうれんそうの5倍の含有量を誇る。
・ミズ:別名ウワバミソウ。(ウワバミ=大蛇がいそうな、じめじめした湿地に自生するため)アクが無く、あっさりした味わい。粘りがある。クセが無いので様々な料理に向く。
コシアブラ タラノメ シドケ ミズ
食用にされている植物のうち、野草などから食味や栄養、育てやすさ等から、年月をかけて品種改良され、栽培されるようになったものが「野菜」と呼ばれ、味や栽培方法の問題から、野菜になれず、山野に自生して残ったのが山菜、といわれます。(今では色んな山菜が栽培されていますが)
遡ること縄文時代には、遺跡から山椒などが発見されているそうです。こんな昔から食されていたんですね~。
いわゆる『山菜』と呼ばれるようになったのは、江戸時代から。江戸時代には天災や飢饉が多く起こり、食糧難にも見舞われました。人々は、山野に自生していた山菜を採取して食し、しのいだそうです。
山菜の魅力はなんといってもその独特な風味や苦み、では無いでしょうか。‘大人味’ですね!この苦みは、ポリフェノール類。アク、でもあるため、大量に摂取すると口中や胃の粘膜を痛めることもあるので要注意です。
そして山菜が出てくると、「春だなぁ」と活き活きとした季節を感じられるのも山菜の魅力の一つですね。
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=お知らせ=
5月20日(火)に三軒茶屋の「かほくらし食堂」にて私が監修したお料理を提供する(私は調理人として現場に立ちます)
ランチビュッフェを開催致します。
① 11:30~ ②13:00~の2部制 2800円です。
山形県河北町のイタリア野菜等をたっぷりと使った 身体にも、心にも優しく、美味しいお料理をお召し上がりいただけます。
ぜひ、お越しいただけますと幸いです。
お申込みは終了致しました。
沢山のお申込み、心よりお礼申し上げます。
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次回のメルマガ配信は6月下旬(25日頃)の予定です。