‘おいしい情報’をお届けするくらみきのメルマガ 第85号(2025.2.23) | くらみき食マガジン

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メルマガ掲載の食エッセイです!

皆さま、こんにちは。

Salon de Kurahashiクッキング・サロン 倉橋美樹です。2025年最初のメルマガをお届けいたします。

 

昨年末からのインフルエンザの猛威はすごかったですね!主人も罹患してしまい、発熱。

2-3日、寝込むことになりました。

私は元旦に微熱を発熱。ただ、1日眠りこけて。。。起きると解熱していて、食欲モリモリ♪折しも1月2日は主人のバースデーで毎年すき焼き、と決まっておりまして、ワインと共にしっかりといただきましたよ!

「インフルかかったかかった詐欺」・・・でしょうか(^_-)-☆

 

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※コロナ禍で始めた、2020年3月~のメルマガ掲載レシピを、『くらみきHP』の『くらみき 簡単レシピ』に順次掲載しています。ぜひ、ご参考になさってください☆

 

https://ameblo.jp/salondekurahashi-recipe/

 

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=今月のトピックス=

 

今月のトピックスは、関東と関西の「水」の違いについて。月1回通う、京都の割烹のご主人。。。お客様に、お椀のお出汁が素晴らしいんだけど、どうやれば作れるの??・・・と問われる度に「水」ですよ、とお答えになられます。

つまりは、出汁の美味しさは、京都の水で引くからだ、ということです。

 

京都盆地の地下には約211憶トン(琵琶湖の8割程度)を有する水瓶=「京都水盆」があるといわれます。最も深い部分は底の岩盤までなんと800mもあるそうです。

京都北山、西山、東山や比良山系の広大なエリアに降った雨水が長年かけて濾過され、毎年45億トン、この水瓶に供給されて、天然の地下ダムの役割を担っているとのこと。

 

平安京の昔から1200年余を経て、お茶や着物(染物)、豆腐や湯葉等、また伏見を代表とする酒造り、料理屋さんのお料理をこの良質で豊富な地下水(軟水)がはぐくんできた、ということなのです。

この軟水があるからこそ、昆布や鰹の繊細な素材からすばらしい味わいを引き出すことができるのですね。

 

生活の中の水:私たちが普段、生活に使う水道水を見てみましょう。

1000mlの水中に含まれるミネラル含有量に関して、WHOの基準では60mg/㍑以下を軟水、60-120mg/㍑を中程度の軟水、120-180mg/㍑は硬水、180mg/㍑超は非常な硬水と定義されています。

従って、関東圏や熊本、沖縄、香川、徳島は70-80mg/㍑で中程度の軟水ということになります。(日本全体での平均が約50mg/㍑、関東圏では東京、千葉、埼玉が約70-80mg/㍑。

 

関西は軟水であり、京都や大阪は40mg/㍑程度、奈良県に至っては20-30mg/㍑で、相当軟らかい水、ということになります。関西圏以外では、山形、青森も軟水です。

 

ちなみに余談ですが、昔イギリスを旅した際、日本から持参したシャンプーがほとんど泡立たずに辟易した記憶があります。日本のシャンプーは、日本の水があってこそ、の泡立ちでもあるわけですね。(イギリスといってもエリアによって水の硬度は

かなり違うようですが)

また、イギリスの女性の足首が太いのは(失礼!)硬水のミネラル分が足首に溜まりやすいからだ、ということを聞いたことがあります。(←真偽の程は不明です)

 

日本のお水、素晴らしいですね♪普段、何気なく飲んでいるお水。ちょっと視点を変えてみると、より大切にしたい、という気持ちが芽生えませんか?

 

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次回のメルマガ配信は4月下旬(25日頃)の予定です。