‘おいしい情報’をお届けするくらみきのメルマガ 第84号(2024.12.25) | くらみき食マガジン

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メルマガ掲載の食エッセイです!

皆さま、こんにちは。Merry Christmas♪

Salon de Kurahashiクッキング・サロン 倉橋美樹です。今号が、今年最後のメルマガとなります。

 

今年の夏の暑さはひときわだったように思いますが。。。不思議なことに(気象学的には普通だそうですが)そんな年の冬はぐっと冷え込み、すでに東北や西日本の日本海側は大雪に見舞われていますね。これは、「ラニーニャ現象」により夏に太平洋高気圧が張り出し、海水温が高いところへ、冬になり一気に寒気が南下して発生する水蒸気が次々と雪雲を生み、大雪となるのだそうです。

 

乾燥もひどいですね!さまざまな感染症が流行り、「トリプルデミック」(=インフルエンザ/新型コロナ/マイコプラズマ肺炎の3つの同時流行)に要注意です。みなさま、予防と対策をしっかりと!ご体調には十分注意されて元気に年末年始をお過ごしくださいね。

 

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※コロナ禍で始めた、2020年3月~のメルマガ掲載レシピを、『くらみきHP』の『くらみき 簡単レシピ』に順次掲載しています。ぜひ、ご参考になさってください☆

 

https://ameblo.jp/salondekurahashi-recipe/

 

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=今月のトピックス=

 

今月のトピックスは、2024年の食にまつわる総括、「2024年食の十大ニュース」を取り上げました。

 

思えば今年も色々な事が起こりましたね。記憶に新しいのはお米が無くなり、買い求める人々の姿。。。オイルショック時や(年齢がバレる:汗)、近年の新型コロナ下でのマスク不足の時を彷彿とさせました。

米不足はあっという間に解消する、という何かの思惑や操作があったのか!?不思議な現象でもありました。(重大ニュース⑤)

 

世の中の動きやニュースによる十大ニュースのみではなく、私の個人的な思いでピックアップした項目もあります。逆に、甘いものが苦手なので、スイーツ関連は登場しません(笑)。みなさまの2024年の十大ニュースはいかがでしたでしょうか。

 

①  今年も!食品の値上げによる家計圧迫

2024年は原材料費、物流コスト、人件費の高騰等により、食品は1万2520品目、年間平均値上げ率は17%となったとのこと。買い物かごの中とレシートを見比べてため息をついた方も多いのではないでしょうか。不安定、不透明な要因が多い中、2025年の景気動向が懸念されますね。

 

②  伝統的酒造りが、ユネスコ無形文化遺産に登録

2013年12月4日に和食が登録された10年後の今年、日本酒や焼酎、泡盛といった日本の「伝統的酒造り」が無形文化遺産登録となり、まさにタイムリー!と感じました。大変なお酒造りに係る方々にとっての朗報でしたね!飲んで応援したいです!!

 

③  1月の能登地震による産業の打撃

地震による、農地農業用施設や畜舎、山林施設損壊、海底地盤隆起などにより、漁港や漁場等が大きな被害を受け、製造、保管設備等の損壊が起き、石川県のみならず各県、多くの食品企業において、甚大な被害がもたらされました。

復興への手立てが薄い&遅いと感じます。国にはもう少し手厚い支援を願います!

 

④  服部栄養専門学校 10月服部幸應先生永眠

2005年3月に服部栄養専門学校・調理師科を卒業しました。ずいぶん大人になってからの通学は1年間ではあれど、体力的にはとてもハードで。。。様々な思いや経験を得た時間でした。料理人としての人生をスタートするきっかけともなりました。

大変お世話になりました、服部幸應先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

⑤  前述の「令和の米騒動」

 

⑥  おにぎりブーム到来!専門店が増えた!

このブームはなんと、パリでバズッたおにぎりが日本に逆輸入された、というのが真相のようです。‘映える’、し、なんといっても美味しい♪ですよね!日本人のソウルフード!うちの近隣にもおにぎり専門店が増えたな~という印象です。

ただ一過性のブームでは終わってほしくない、と心より願っています。

 

⑦  大ズワイ蟹豊漁

日本海側で採れる(本)ズワイ蟹は今年、当たり年で豊漁だそう。2年前と比較すると1000t近く多く採れたそうです。北海道の毛ガニ漁船では、毛ガニならぬ「大ズワイガニ」が日高地方で昨年あたりから突然、大量に採れはじめたとか。

日本海側の本ズワイガニとは全くの別物で、網をかじってボロボロにしたりと。。。。実は‘やっかい物’である大ズワイガニを逆手に取り、人気者に仕立てようという試みが行われています。本格的に漁を始め、販路拡大に乗り出したそう。

都内でも雌で250円/1杯、雄で1000円/1杯を切る値段で販売されているそうです。本ズワイ蟹よりずっと安価で楽しめます。たくさん食べられるのでうれしいですね♪旬は3月頃までです。

 

⑧  紅糀サプリによる健康被害拡大

健康へのサポートであるはずのサプリメントで重篤な健康被害(5名の死者も出ました)が出るなんて!とショックを持ってニュースを拝見しました。紅糀のサプリメント。。。小林製薬(という大手でもあり)が製造販売した機能性表示食品です。

この件をきっかけに、2026年9月からは機能性表示食品を対象に、GMP(製造管理および品質管理の基準)が義務化されるそうです。

 

⑨  厚生労働省2023年11月発表 野菜摂取量の減少

厚生労働省は、国民の健康作りのため、1日あたりの野菜の摂取目標量を350gと定めていますが、昨年11月、全国の男女5300名を対象に調査した結果、摂取量は平均で250gあまりと、目標値を100gほど下回り、統計を取り始めて以来の最低量となりました。

この5年間で1割近く減少し、目標に達しているのは男性でも20%を割り込み、女性は12%弱とのこと。また20代の摂取量が最も少ないそうです。野菜摂取によって脳血管疾患や心疾患等のリスクを軽減できるとされるので、積極的に摂取していただきたいものですが、野菜価格の高騰も理由となっているようです。

 

ぜひ、「くらみきの簡単レシピ」をご参照いただき、一口でも。。。50gでも多く、野菜を摂って頂きたいと願っています。

 

⑩  アサイーボウルリバイバル復活

SNS映えする、ヘルシーである、等の理由で10年ぶりにリバイバルしたとか。私はいただいたことが無いので、コメントは差し控えさせていただきますが、確かにヘルシー感など、現代に則した一品なのかと、一度いただいてみたいと思っております。

 

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繰り返しとなりますが、みなさま、健康にはくれぐれも気を付け、ご自愛なさって。。。良いお年をお迎えください。

 

次回のメルマガ配信は2025年2月下旬(25日頃)の予定です。