皆さま、こんばんは。
Salon de Kurahashiクッキング・サロン 倉橋美樹です。
去年の夏の酷暑は記憶に新しいところですが。。。気象庁が統計を取り始めた1898年以降、7月としては、今年の月平均気温が最も高かったそうです。今年、初めて『激暑』という言葉を聞きましたが、納得ワードですね!
35℃以上の日が1か月以上も続く都市(福岡県太宰府市等)があったり、日本各地で連日の大雨、農作物への被害、海・畜産物への影響も深刻で、養殖魚や暑さに弱いとされる鶏が一晩で大量に死んでしまったりと、経済的打撃も大きく、本当に心配です。
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※コロナ禍で始めた、2020年3月~のメルマガ掲載レシピを、『くらみきHP』の『くらみき 簡単レシピ』に順次掲載しています。ぜひ、ご参考になさってください☆
https://ameblo.jp/salondekurahashi-recipe/
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=今月のトピックス=
みんな大好き♪『えだまめ』美味しいだけではない、すばらしい栄養価や効能を持つ、その魅力を掘り下げてみましょう!
私は山形県・河北町の「かほくイタリア野菜アンバサダー」を拝命しているので、山形のだだちゃ豆を、そして京都府には、主にブランド京野菜を使うレシピを提供している関係で、京都のブランドえだまめもこよなく愛しております。(普通のえだまめももちろん大好き!ですが。)
山形では『だだちゃ豆』が有名ですね。茶豆の一種ですが、明治後期に荘内地方で誕生したといわれます。
だだちゃ・・・荘内の方言で‘おやじ’を意味します。江戸時代、庄内藩の殿様が献上されたえだまめを食べ、あまりに美味しいので「どこのだだちゃが作った豆だや!?」と聞かれ、以降、だだちゃ豆という名前を冠したという説があります。
一般的なえだまめの最盛期もそろそろ終わり。。。
京都ではブランド産品、丹波黒豆の枝豆『京 夏ずきん(紫ずきんの早生)』が最盛期を迎えています。10月には晩生の『紫ずきん』が出回ります。これは、お正月に煮豆などでいただく、黒豆を若いサヤの時期に収穫するものです。
ちょっとお高いのと、流通期間が短い(10日程度)のが玉にキズですが、もちもち&ホクホクした食感と濃厚な甘味が特徴です。
ビジュアル的には、とにかく大粒!そして豆の薄皮が薄紫色をしていることと、豆が頭巾(ずきん)のような形をしていることから紫ずきん、という名前を冠しました。
とても美味しいえだまめですので、機会があればぜひ、お試しくださいね。
=えだまめの総合サイト=
http://www.edamamebiyori.com/brand.html
さて、栄養ですが。。。タンパク質、ビタミンB1、食物繊維、カリウム、鉄分等を含みます。特筆すべきは「メチオニン」というタンパク質に含まれる成分。アルコールの分解を促進します。
また、普通のえだまめと比較すると、だだちゃ豆などの茶豆には、美肌や若がえりに効果があるとされる成長ホルモンの分泌を促進する「オルニチン」がより多く含まれています。
そして、黒豆系えだまめにはさらに抗酸化作用の高い「アントシアニン」と脂肪燃焼効果効果があるとされる「サポニン」が含まれます。
美味しいだけではなく、身体にも美容にも良いえだまめ。。。その素晴らしさが海外にバレてしまい「edamame」として今でも人気を博しているとか。
ただし!です。ビール好きなアナタ!(←私!?)えだまめにはプリン体も多く含まれますので、調子に乗ってビールと共に食べすぎにはご注意ですよ!
美味しくて身体にも良いえだまめ料理をお楽しみください☆
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次回のメルマガ配信は2024年10月下旬(25日頃)の予定です。