都会でお見合いが激減・消滅した経緯 「お見合いは健全な未婚者救済策」 | マリアージュ・サロン 三和のブログ

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働く30代40代の真剣な大人婚活のお手伝い~結婚相談所~

昭和40年代に恋愛結婚比率がお見合い結婚比率を上回った

その後減少を続けて都会では0%~5%とほぼ消滅した

併行して生涯独身者の比率は一貫して上昇して来た

もう一度経緯を振り返り私なりに整理してみた


・第2次大戦後米国の占領下で自由主義、個人主義が拡がった結果、結婚は親が決めるものでも強制されるものでもない。又結婚しない自由もある等の考え方が浸透した

・同時に女性の大学進学率が高まった結果長年に亘り働く女性が増加、生活の為に結婚する必要のない女性が増えた

・テレビの普及と共に続々と生まれたドラマの大半が恋愛をテーマにしたもので(あった結果、恋愛結婚が当たり前であって 「見合い結婚は恥ずかしい」 との風潮が拡がりお見合いの仲介者も消滅していった

・バブル経済が華やかなりし頃に 「自己責任 」の言葉がもてはやされ就職や結婚を他人に頼ることは恥ずかしいこととの考え方が浸透した。結婚相手についても仲介者の紹介に頼ることは恥ずかしいとの考え方を生んだ

・インターネットの普及と共に個人情報に立ち入ることがタブー視されるようになり、他人が結婚問題に触れることもはばかられるようになった

・パワーハラスメントの認識が拡がるとともに職場の上司が部下の結婚問題に触れることを避ける傾向が拡がってきた。結婚の話題はリスク要因と考えるマネージャーは相当数居る

・この10数年もてはやされた言葉「アラサ―」「アラフォー」も弊害を生んだように思える。あたかも美しい生き方のようにもてはやされ多くの女性の結婚機会を奪ったのではないだろうか


以上様々な考え方の変遷や社会の変化が見合いという、古くから日本社会に根付いた極めて健全な未婚者救済策を消滅させたように思う

そして東京、大阪の大都会では生涯未婚率が30%を超えるという異常な状況がうまれつつある


当然結婚できると思い家族を持てると思っていた沢山の健全な男女が悲しい老後を迎えることになるのではないだろうか?

やらないで後悔するよりやって後悔することをお奨めしたい