レミーのおいしいレストラン | Eisai i nyxta me ta ainigmata

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つぶあんこは電気ショックで死ぬ夢を見るのか。


「レミーのおいしいレストラン」を観てきました。
http://www.disney.co.jp/movies/remy/

今日の感想は抽象的です。
書こうとすると、どうしても抽象的になってしまう映画なのです。
それだけあたま真っ白にして安定して観ていられる映画だと
言える、そんな「レミーのおいしいレストラン」でした。
言い方変えると「すっきりと爽快感だけ残る」映画だと
そう思えるからというのもあるんだけど。

字幕と吹替え両方やっていたのですが
もともと字幕で観る派なのと
予告編での「レミーの声」が気に入っていた事もあり
(とはいえ予告編はイマイチ惹かれないものだったのですが)
字幕版を観賞。
英語の韻を踏んだジョークは字幕じゃないと伝わらないしね。
(実際映画の中で英語の韻を踏んだジョークが登場する)

まず、ピクサーというところはおそらく唯一といって良いだろう
「CGアニメーションを正しく魅せる」スタジオだと思います。
いまでは同じディズニーなのに本家は散々たる出来ばかりです。
そしてそのCGで描写されたドブネズミのレミーの愛らしさ!
ドブネズミが一流シェフを目指し
料理が全然ダメだが一旗揚げたい洗い場係のリングイニとともに
料理を作るというアイデアも非常に面白いです。

終盤ネズミが束になって現れるシーンも
ネズミという生理的にダメなものなのに愛らしく見えます。
そんなネズミたちがピンチの時に立ち上がって
料理を作るのです。これまた単純に凄い!としか言えません。
こういう展開になるのはわかっていても、ぐっときます。

ネズミ視線のカメラワークは
まるでエイリアン3みたいで臨場感たっぷりだし
リングイニをめぐる恋愛話も微笑ましいものです。

ストーリーも大安定していて安心して観ていられます。
去年カーズを観たときに「ピクサーのベストだ!」と
声を大にして言ったほどの衝撃はなかったのですが
やっぱりグラフィックはピクサーのベストを更新してるし
間違いなく面白い映画です。

映画の本編とは関係ないのですが
エンドロールがすごくおちゃめでキュートだったりします。
アメコミチックなこのエンドロールはときめくって。

観た後に何かを感じさせる程深い映画では正直ないのですが
(先週観た河童のクゥと比べたら、クゥをオススメしたい)
故に褒め方が抽象的にどうしてもなっちゃうのですが
あたま真っ白にして純粋に楽しめる、イイアニメーションです。

おまけの短編アニメも、今回も楽しめるよん。

(追記)
トラバ、いつもありがとうございます。
もろもろと忙しくてトラバ返し含めブログにお伺いできずにすみません。
きちんと時間取ってゆっくり拝読させて頂きます。