近況:冬コミに二日間行って参りました。一日目は王レベスペースで、未だ残っている勇気在る人達と色々話したり、スケブ書いてもらったりと…まだ王レベで続けてみようと思えるくらいに有益な時間を過ごせました。その日の夜、初めて東京に泊り込んで…ゆりかもめ、新橋駅のシャッターが開くのも目の当たりにしました。…凄かったよ。下降のエスカレーターを普通の階段を登るのと同じ速度で駆け上っていく猛者が5~10人程いました。あの光景だけは目に焼きついて離れてくれません。
…つ~か、圧巻されてその場につい立ち止まってしまったくらいですから(笑)
二日目はひぐらしのなく頃に、ともう一一件…エトランゼさんっていうゲーム音楽のアレンジをやっているサークルさん以外は回らないで(金銭的な事情で…泣)とんぼ返りしてきましたが、非常に面白い二日間でございました。そのレポはまた後日に気力ありましたらやります。ではん。
ひぐらしのなく頃に~皆殺し編~をプレイし終えました。
途中で、微妙に自分自身の過去の事例と照らし合わせてしまい…何度かボロボロと泣きながら物語を読み進めておりました。
けど読み終わった後、改めて竜騎士07さんの才能と実力に深い感服を覚えました。
純粋な敬意と、素敵な作品を勇気を振り絞って世に出して下さって有難うという感謝の念です。
ひぐらし~未プレイの方の為、ネタバレは控えますが…ひぐらしの1~4話は、謎そのものであると同時に罪滅ぼし、皆殺し編に描かれている微かな光りを一層鮮やかに、読み手の心に刻み込まれる為の「黒闇」であるのだな~と実感。
そして、その明暗をくっきりと心を鬼にして…感情移入しても決してキャラクターを甘やかさず、きっぱりと書き切っている竜騎士さんの心の強さ。
…その事を未熟ながら、書き手でもある身として…本当に見事です、と褒め称えたい気分です。
ひぐらしは例えて言うなら…悲しみ、喜び、怒り、楽しみ、憎悪、愛、後悔、希望、絶望、努力…ざっと思いつく限り並べてみましたが、様々な感情と、登場キャラクターの思惑が複雑に絡み合った…手の掛かっている上等な織物のような物語です。
使用してある糸の色が多い分だけ、描かれている文様が複雑であればあるだけ…作り手に技量がなければ、見るに耐えない代物が仕上がるだけです。
しかし何年も掛かって、妥協しないで…良い訳しないで、ちゃんと期日に作り上げる。そして毎回、少しずつその織物がどんな柄をしているか…読み手にキチンと伝わるように仕上げていく。
一人のエンターテイナーとして、それは非常に尊敬出来る仕事でもあります。
今回の物語は、真っ先に幸せな未来を諦めてしまっている二人の少女の意識を「戦う」方に向かわせる希望と、それでも「全員」が信じなければ覆せない悲しさに満ちたお話です。
良質の物語に触れてみたければ、未プレイの方も是非手に延ばして頂きたく思います。その際は、ひぐらし1~4話と、今回の皆殺し編をセットで購入するのを前提として(笑)
ま、ここからは私見なんですけどね。
私は2001年の10月を始めにし…今まで、ある人との間に喜劇とも悲劇ともつかない出来事が起こっていました。
その人と…幸せな未来が築ければ良い。2003年の6~8月くらいまで盲目的にそれでも信じ、直進していた時期もありました。
けど、結局私らの間に起こったのは…結果的に悲劇だけだった、お互いの努力も何もかもがマイナスに向かい…心理的な傷を少なからず負う結末しか待っていませんでした。
そして…今でも、正直…私の中にはその傷は深く影響している。一人になれば…その後悔と、自らの不甲斐なさと無力さに苦しみ、何時間も泣き続ける。あれから一年以上が経過しても…その傷は癒えず、私から前を向く気力を奪い続けていました。
しかし、今回の皆殺し編をプレイして…客観的に物事を見れるようになりました。
起こった事例は当然、異なります。しかし…単純な共通項目が其処に存在していました。
幸せな未来を作れる人は相手を、周囲を信じます。正しく見ようと自分で頭を働かせて判断します。
不幸な未来しか作れない人はまず人を疑います。現実を捻じ曲げて、邪推してしまい…事実を正しく見ず、自分の頭の中で作った妄想を、必死に現実なのだと思い込もうとして…正しく物事を見れません。
その為、他人の意図にあっさり飲み込まれ…危険を、不安を回避する能力すらありません。
…互いを信じて、正しく物事を見ようとしなかったのが…私達の共通の罪だったのでしょう。
相手が悪いのではなく、お互いが相手を疑い…期待して裏切られるのを恐れて信じようとしなかった。
だから決別するしか救いが見出せない結果しか、訪れなかった。一言で言い切れば…私が経験した事もそんな世の中で有り触れた…悲劇とも喜劇ともつかない、物語の一つに数えられるものだったのでしょう。
私は貴方に手を差し伸べた時、「信じられない。どうせ裏切る癖に」と言われた瞬間…裏切られたと思って、それ以上私は…貴方を信じる事を止めました。
そして私も、疑いと諦めの心境に陥って…貴方が他の「幸せにしてくれる誰か」の手を取る瞬間まで見守って、それを祝福して見守る友人の立場を貫こうと思いました。
疑って拒絶して、信じようともしてくれなかったのが貴方の罪なら、拒絶の言葉一つくらいで諦めたのが私の罪なのでしょう。
貴方が私を信じようと、そう思ってくれるくらいに…戦おうと、必死に訴えようとしてこなかった弱さが…罪。
ま…誰しもが、似たような痛みを抱えているでしょう。
それが家族でも、友達でも、恋人でも…求めている相手と心がすれ違い、決別したり…心が遠くなってしまったり、起こってしまった出来事に翻弄されて手を離してしまった事。
私の場合は二十代の半ばですでに幾つか経験して御座いますが、例え十歳程度の子供であっても…普通に生きていれば、親しかったり自分を大事にしてくれた人との、別れや決別の一つぐらいは経験するものでしょう。
大事な人と一緒にいる未来が勝ち取れなかったのなら、それは両方…もしくは片方が戦う意思を放棄してしまった結果なのではないでしょうか?
とりあえずその時は駄目になってしまっても、全力で立ち向かうか…悲しみに向き合えば、次に繋ぐ大きな力になると思います。生きてさえいれば、が前提になりますけどね。
私見が長くなりましたが…皆殺し編で伝えられた感動は、悲劇に囚われて独りよがりな思考に陥ってしまった私の心に、客観性を与えるくらいに力に満ち溢れておりました。
単純に言えば、ヒネくれて斜に構えて物事に向き合わないで逃げていれば、それに見合う結果しか訪れないってだけですね。
奇跡は…向き合うものにだけ与えられる。そんなシンプルな事を教えてくれる貴重な物語です。
本日はその感謝の気持ちをここに記し、筆を(キーボード?)を収めたく思います。それでは…。