九州ツーリングの番外編として書いておくが、オレは福岡へ行く機会がある時には必ず立ち寄る場所がある。
それは住んでいた場所でもなく、思い入れの深い場所でもない(←時間が無さ過ぎてね)。
んじゃそれはどこかって言うと……
中華屋です!
ハイ、福岡での懐かしい想い出をないがしろにしてでも立ち寄る中華屋です。
ここは本当に何を食ってもハズレが無いというか、特にここの焼餃子は女と別れて落ち込んでる最悪の状態でも追加しそうになります。
いや、追加するには一人じゃ難しいくらいのジャンボ餃子なんですが、いつの間にやらえげつなく有名になって、今では福岡の観光ガイドに掲載されるほどです。
あーいうのはねー、あんまり信用してないっつーか、特にラーメンに関してはオマエらアホか!ってくらい下らない店ばっかりになっちゃいましたが、そんなワタクシが店員の腐れ接客を無視してでも通いつめるのがこの店です(店員の9割本場人)。
焼餃子(鍋貼)一人前が580円と聞いてアホかと思うでしょ?
ノンノンノンノンノン。
一個がとにかくデカいので、一般的な餃子と比べれば三人前くらいの量でございます。
しかも、焼きたてをフーフーしながら噛ると小籠包みたいにスープが弾け飛びます(焼き手によってハズレの場合アリ)。
ま、ハズレの日に当たったとしても、それは河合奈保子の脇に剃り残しのチクチクを発見したくらいの残念度です。気持ちさえ思春期なら何の問題もありません。
そんな思春期状態のワタクシが必ず注文するのが、この焼餃子とレタスの挽肉包み。
挽肉包みの方は材料さえありゃ自分でも作れますが、この餃子だけはね、本当に初めて食った時は衝撃でしたよ。
何せ、福岡と言えば耳たぶサイズの鉄鍋餃子が有名ですが、申し訳ないけど、あんなふざけたモンを旨いと思った事は福岡在住歴10年の中で一度もありません。
いや、寧ろ王将の方が普通に旨いと思う。
ま、そういう事は何度も言うように人それぞれなんだろうが、夜は予約無しじゃ中々難しくなってるってのも納得だわ。
実はオレ、その福岡にいた頃に、この店の向かいにあるマンションに住んでた事があってね。
その頃はまだただの中華屋があったと記憶してるけど、何年か振りに福岡へ遊びに行った時にネットで調べた結果、出てきたのがまさかの元住居前でね。
んで、懐かしついでに騙されてみようと思って食べてみたら……
頭に来たよ、何でオレがいる時にやってなかったんや!ってね。
いやホント、無駄にモツ鍋とかラーメンを食べ歩きするくらいなら、ここでランチと晩メシ食った方が間違いないよ。
少なくともオレならそうする。
あ、何度も言うけどさ。
『こないだ博多に行ってきた』って言われるとモヤモヤするんだわ、在住歴のある者としては。
福岡に転勤した人が、最初にぶち当たる壁がおそらくコレ。
保証人が立たなくて苦労したが、その件はそのうち本編に書く予定。