風薫る五月!GW真っ只中の活動でしたが、草刈り、除伐、タケノコ掘りの続きや径路整備等の他に、お昼からはバーベキューも実施しました。

今年の会の担当は1号水田のみなので念入りに草刈りして。。

昨年収穫したお米の米ぬかを撒きました

鬱蒼としてきた径路も草刈り

タケノコもなんとか2本、少し大きめですががんばって掘りました

皮をむいて洗ってバーベキューの食材にします

竹林整備で出た材で径路補修、歩きやすくなりました

アカメガシワ等の伐採も進め、水路周辺を明るく保ち多様性を狙います

枝はバラして林縁部に集積します

1号水田:もう田植えしても大丈夫な位です

2号水田:クレソンやハルジオン等で覆われていますが、担当の小学校にお任せしましょう!

星のこ水田:クレソンの根元には抽水植物に産卵するタイプのトンボのヤゴがいると思います!

さくらっこ水田:アオミドロが沢山いますが、特にショウジョウトンボのヤゴはこの藻の中を好みます

ほどっこ水田:こうしてみると、全ての水田で水の流入している上流側にクレソンの分布が多いように思います。クレソンが綺麗な水を好む結果でしょうか。

田んぼでのどかにお食事中のカルガモカップル(カモ科)。側でヒトが作業していても気にしていない様子です

田んぼの縁では変態直後のアズマヒキガエル(ヒキガエル科)の幼体が数十匹単位で一斉に上陸していました。暫く付近の草原で小さな虫を食べて過ごし、段々森に入っていきます。大人(成体)になれるのは1%未満とのことですので、これから大冒険に旅立つところです。

いよいよ虫とりシーズン到来!今日は蝶類を沢山捕まえてくれました!トンボ類はクロスジギンヤンマやオオシオカラトンボ、チョウ類はアゲハチョウ、キアゲハ、アオスジアゲハ、モンキアゲハ、ナガサキアゲハ?、スジグロシロチョウ、コミスジ、クロコノマチョウ等を確認出来ました。

アゲハチョウ(アゲハチョウ科、ナミアゲハ)幼虫の食草はサンショウやカラスザンショウ、柑橘等のミカン科

キアゲハ(アゲハチョウ科)ナミアゲハに似ていますが、前翅の付け根が縞々ではないこと等で見分けます。幼虫の食草はセリ科です

アオスジアゲハ(アゲハチョウ科)の幼虫の食草はシロダモ、ヤブニッケイやタブノキ等のクスノキ科

ツマキチョウ(シロチョウ科)幼虫の食草はタネツケバナやクレソン、オオアラセイトウ等のアブラナ科とのこと、どうりでこの日は沢山いました!

クロコノマチョウ(タテハチョウ科)は枯葉に擬態してそっくりですが大きくて目立ちます、幼虫の食草はオギやチヂミザサ等のイネ科

オオブタクサ(キク科、外来種)1年草なのに3mほどにも成長し、秋の花粉症の原因の一つと言われています。伊藤園水路の土を上げた場所に大量に出ているので埋蔵種子が目覚めたと推測します。

午後はお待ちかねのバーベキュー!食材が並びます

摘みたて野草の天ぷらや、メンバーお手製のパウンドケーキ等もやる気まんまんです♪

宮城産のイノシシのジビエや

燻製機持参のメンバーも!

フィールドで食べるご飯は美味しいですね♪

移植したマユミ(ニシキギ科)は元気に芽吹き新緑に溶け込んでいます

ミズキ(ミズキ科)が満開!

ヤマグワ(クワ科)の果実が少し色づいています

ヘビイチゴ(バラ科)は赤い実が目立ちます

クレソン(アブラナ科、外来種)はそろそろ終わり。。沢山の蝶類が産卵や花の蜜を吸いにきました

イヌガラシ(アブラナ科)は畦によく生えます

トウバナ(シソ科)も畦のお友達。。

オヤブジラミ(セリ科)実は所謂ひっつき虫で服について移動します

ヒゴクサ(カヤツリグサ科)は地味に爽やか。。モシャモシャは雌花でてっぺんが雄花です

花が終わり実になっているところ。。

セリバヒエンソウ(キンポウゲ科、外来種、有毒)一年草ですが花期も長く、対応に悩みます

おまけ:入り口のコンクリートのど根性ユウゲショウ(アカバナ科、帰化種)

気持の良い新緑の中でよく働き、良く食べた一日となりました。皆様お疲れ様でした!イキモノ達も活発になり、楽しく忙しい季節が始まっています。