紅葉狩膳
先週、紅葉狩膳は終わってしまいましたが、そのメニューをご紹介しておきます。
火取り鱧と里芋のそばの実あん
名残の鱧を炙ったものに煮含めた里芋の唐揚げと一緒に、
北海道から送ってもらった新そばの実を加えた庵をかけ頂きます。
秋の前菜は恒例の物が多いです。
毬栗真蒸 渋皮煮の白仙揚げ 秋刀魚の有馬煮 かますの手毬寿司等
刺身 真鯛の松皮造り
今回はオーソドックスなお刺身で、もってぎくの花を散らしました。
木ノ子の土瓶蒸し
今年は松茸はとうとう入荷しませんでした。1本1万円もしたら使えませんね。
主菜は次の4品の中から
牡蠣のグラタン
以前はクリームで煮て柔らかな触感で食べていただきましたが、
今回はムニエルにしたものにソースをかけ焼き上げ、
牡蠣のジュースを閉じ込めてはじけ出る感じを目指してみました。
サーモンのムニエル 赤ワインソース
バターの香るサーモンに赤ワインソースを組み合わせ、
牛蒡のクリーム煮とネギのフライを添えます。
サーモンは身近な素材すぎてあまり人気がありませんが、やはり秋には
食べたいと思う一品です。
イチボ肉の煮込み ソースブルーテ
最近ではほとんど見かけない昔の料理になります。福島さんの黄色い人参を
何に組み合わせようかと考えていた時に、浮かんだ料理です。
じっくりと小麦粉をバターで炒めることで生まれる自然の甘味がポイントです。
少しだけ粒マスタードの酸味と苦みをプラスします。
イベリコ豚のグリル バルサミコソース
やはり美味しいイベリコ豚、今回は時期のサツマイモをレモンを効かせた
シロップ煮にして添えます。黒酢酢豚を意識した合わないはずがない組み合わせで、
あまり面白くないかな?
御飯 鰆の求肥寿司 蓮根のすり流し
鯖でつくるのが普通なのでしょうが、鰆を酢で締めたことは今までなかったのですが、
絶対美味しいだろうと思い作ってみました。
栗のパイ包み焼き アイスクリーム添え
久しぶりの登場のパイ包みです。基本のレシピは30年前に
教えて頂いたもの、いまだに色褪せない美味しさです。
タルトタタン
基本の作り方は30数年前レストランマルミットの小川シェフの所で教わったもの、
でもそれ以前 五日市にあったパティスリーKENZOの中島さんのところで出会っていました。
中島さんも小川シェフに教わったそうですが、その時は作らせてもらえませんでした。
今では数えきれないくらい焼いて来ましたが、今回初めてシリコンの型で焼きました。
添え物は色々替わりましたが、最終的にスーパーで姫リンゴに目が留まり
リンゴ飴になりました。ノスタルジックな味です。
こんな感じで焼きあがります。
今回は恒例のものが多かったと思います。
今一つひらめきがなく、ちょっとスランプです。
申し訳ありません。次頑張ります。