今日はおそらく、うちの施設長が読売新聞社運営の福祉医療情報サイト『ヨミドクター』で月一連載しているコラム『ペットと暮らせる特養から』の今月の記事が、ヤフーでも配信される日だと思います。
※もしかしたら明日かもしれません。施設長に聞いたところ、ヨミドクターでコラムが掲載されるのは毎月第一月曜日と決まっているそうですが、それがヤフーで配信されるのは、同じ週の水曜日か木曜日あたりで、きちんとは決まっていないとのことですので。
施設長のコラムがヤフーで配信されると、このブログのアクセス数も増えます。
きっと、コラムを読んで、初めてこのブログを見て下さる方がいるのでしょう。
そのような、このブログをお読みくださった方のために、うちのホームのペットとご高齢者様のことを描いた書籍を2冊ご紹介しちゃいます。
1冊目は、石黒謙吾著『犬が看取り、猫がおくる、しあわせのホーム』、光文社、1,760円(税込み)です。
写真と文章が半々で構成された、とても読みやすいフォトエッセイになっています。
著者である作家の石黒謙吾先生は、23年前に大ベストセラーになった名著『盲導犬クイールの一生』の作者です。
最近だと、ご自身の愛犬、保護犬出身のセンパイと、保護猫出身のコウハイをテーマにしたフォトエッセイシリーズが有名です。
そのような、犬と猫についてのノンフィクション作家の第一人者とも言えるような素晴らしい作家さんが、さくらの里山科で暮らす犬と猫のご入居者様をテーマにしたフォトエッセイを描いて下さったことは、とても嬉しいです。
石黒謙吾先生は、昨年の秋から今年の夏にかけて、半年以上に渡り、10回近くホームを訪れて、取材と撮影をされていました。
いらした時はいつも、朝から夕方まで、犬or猫ユニットに滞在されていました。
それだけの時間をかけて取材&撮影をされたので、この本にのっている写真はどれも素晴らしいものばかりです。
全てが胸を打つ写真です。
詩的な文章も胸に迫ります。
ぜひ大勢の方に読んで頂きたい名著です。
2冊目は、うちの施設長の若山三千彦が書いた本、『看取り犬・文福 ~人の命に寄り添う奇跡のペット物語~』、宝島社、1,430円(税込み)です。
文福がご入居者様を看取ったこと、末期がんで余命3ヶ月の飼い主さんと一緒に入居したポメラニアンのチロ、難病で歩くこともできない飼い主さんと一緒に入居したキャバリアのナナ、文福と同じようにご入居者様を看取る活動をしていた保護猫のトラ、愛猫と一緒に死のうと思い詰めていたご高齢者様と愛猫の祐介など、うちのホームで実際にあった感動的なエピソードが、小説調に書かれています。
ドキュメンタリーと言っても、小説調に書かれているのでとても読みやすいです。
こちらもぜひ、大勢の人に読んで頂けると嬉しいです。
うちのホームを描いた2冊の書籍のご紹介でした。