うちのホームでは、ワンコ、ニャンコがご入居者様を癒やしてくれていますが、
癒してくれるのはペットだけではありません。
ぬいぐるみだって、癒してくれます。
ぬいぐるみも、立派な家族なんですよ。
この巨大なウサギちゃんは、こちらのご入居者様のご家族様がプレゼントしてくれたものです。
コロナ禍のために外出行事もイベントもなく、家族とも会えない状況で、少しでも慰めになればとプレゼントして下さったんです。
もともと、ぬいぐるみがお好きだったそうなので、コロナ禍の逼塞した生活を打破するためにと、特大サイズのぬいぐるみを探されたそうです。
ご家族様の愛は素晴らしいですよね。
その効果は絶大でした。
ご覧の通り、このご入居者様はいつでも、ぬいぐるみと一緒です。
ぬいぐるみを撫でて、話しかけています。
それが大きな癒しとなり、普段から穏やかに生活できていることは、職員にとっては一目瞭然でした。
実は、ぬいぐるみセラピー(療法)というのは、うつ病の治療などに効果があるのは検証されているんです。
もちろん、このご入居者様は、ぬいぐるみと一緒にいるだけで、きちんとしたセラピーを行っている訳ではありません。
私達職員の中にも、ぬいぐるみセラピーに詳しい者はおりませんし。
でも、セラピー効果が上がっているのは間違いありません。
癒やしって、一緒にいるだけで得られますよね。
きちんとしたぬいぐるみセラピーではありませんが、
このご入居者様にとっては、素晴らしいぬいぐるみセラピーになっています。