うちのホームには、常勤の作業療法士(OT)がいます。
作業療法士とは、リハビリ治療を行う国家資格です。
高度な医療専門職である作業療法士が常勤職員として勤務している特別養護老人ホームは、珍しいとまでは言えませんが、多数派でないのは確かなんですよ~
うちのOTさんです。
リハビリ室(機能訓練室)でリハビリすることもあれば、ご入居者様の居室に行ってリハビリすることもあります。
さらには、介護職員と連携して行うリハビリもあります。
OTさんが自分で直接リハビリ施術をするのではなく、リハビリの計画を立て、介護職員に指示して、リハビリを行ってもらうんです。
と言っても介護職員に、医学的なリハビリを施すことはできません。
それを行えるのは、作業療法士とか、理学療法士とかの、国家資格所有者ですから。
介護職員が行うのは、生活リハビリです。
生活リハビリとはどのようなものか、その典型的な例はこれです。
介護職員が介助しながら、階段を上り下りしています。
これが生活リハビリの一例です。
動きが悪くなってきた脚を一生懸命動かして、階段を昇り降りしています。
立派なリハビリになるんですよ。
このように日常の生活の中にある動作をすることによってリハビリをすることを生活リハビリと言います。
階段の昇り降りも、椅子に座ったり立ったりも、生活リハビリです。
ただ単に歩くことだって生活リハビリです。
廊下を何往復も歩いているご入居者様は大勢おります。
ワンちゃんや猫ちゃんを撫でることだって、腕を動かす生活リハビリになるんですよ。
今日はたまたま、階段でリハビリする姿が撮れたので、せっかくだから生活リハビリのお話をしちゃいました。