月曜日、司会の仕事先(レストランウエディング会場)から納涼BBQのご招待があり参加してきました。

そこには美容師や音響・カメラマン・声楽家・オルガニストなど

会場のスタッフを集めたら60人を超す納涼BBQでした。



会場へ入る際に、ビデオカメラに向かって自己紹介と一言アピールをするんですが、

『さくらです。司会でお世話になっています。今後ともよろしく・・・』的な挨拶をしたところで

カメラマンがカメラ越しに問いかけてきました。

「今赤ちゃんがお腹にいるとか?」

『現在妊娠5ヶ月目に突入したばかりの初心者妊婦です。アドバイスもくださいね』と付け加えました。



レストランに付属しているガーデンでBBQがスタート。

普段BBQでは決して使わない。和牛フィレ肉のBBQ。不味いわけがありません。

さくらはここぞとばかりに、一心不乱にたべさせていただきました♡



そのうち、会場モニターに先ほど撮影した自己紹介のビデオが流れ出しました。

さくらのところでは会場内から

「おめでとう!!良かったねぇ~」との声がかかり、少々恐縮です。



私のテーブルは美容師の大先生がおられ、その他にも結婚3年目の26歳の会場スタッフがいました。

美味しいお料理にお酒も進んだのでしょう。(さくらはウエルカムワイン1杯だけで我慢)

会場スタッフの子が私に質問してきました。

 スタッフ:「さくらさんってバリバリ仕事されているので子供には興味ないのかと思ってました」

 さくら:『そう?そんなことないよ』

 スタッフ:「こんなこと言ったら失礼ですけど、さくらさん以前結婚して5年だっていってましたよね。
     普通ならお子さんの1人や2人いてもおかしくない頃だし」

 さくら:『うんうん』

 スタッフ:「だからさくらさんが、妊娠したって言うの、スタッフの中ではかなりの電撃だったんですよ」

 さくら:『えぇぇぇぇ???そうなん???そんなつもりないけどなぁ。
      もっとも、仕事で来る時は、スーツ着て、人前に立つ関係上ヘラヘラできないしね。それでかな?』

 スタッフ:「正直、こんなにフレンドリーな方だとは思ってませんでした(笑)」

 さくら:『ははは・・・(苦笑)』



 スタッフ:「実は私、結婚3年で子供の出来る気配がなくて悩んでいるんですよ。なんか秘訣あります?」

 さくら:『本気で欲しいなら排卵日付近5日間は毎日仲良くするつもりでいた方が良いみたいだよ』

 スタッフ:「5日間?!そこまではしてないなぁ・・・一応基礎体温測って頑張っているんだけど、
     なかなか結果が出ないから、そろそろ病院へ行こうかと考えているんですよ」

 さくら:『基礎体温測り始めてもうだいぶ立つの?』

 スタッフ:「1年半くらいつけてます」

 さくら:『そしたら病院へ基礎体温表持って一度行ったほうが良いかもね。ねっ?先生?」



それまで頷くままで話を聞いていた美容師の大先生に話を振りました。



 大先生:「そうね。素人が判断するより正確だし、私もそれが良いと思うわ」

 スタッフ:「そうですか。わかりました。来週の休みにでも早速行ってみます。さくらさんどちらの病院ですか?」

 さくら:『○○総合病院』

 スタッフ:「良い先生でもいるんですか?」

 さくら:『良い先生かどうかは相性があるからなんとも言えないけど、妊娠前からお世話になっていたから
      そのままと言う感じで。命を授けて貰った先生なので信頼してます。』

 大先生:「授けて貰った?」

 さくら:『はい。ずっと不妊治療をしてきたんです。3月の体外受精がようやく実を結んでくれまして』
 
 大先生:「そうなの?ゴメンナサイね。言い辛いこと聞いていしまって」

 さくら:『いいえ。全然ですよ。不妊治療は現代病に一つだと言われてますし、
      世間の風当たりは強いですけど、治療が間違ってるなんて思ってないですから』

 スタッフ:「でも・・・」

 さくら:『私は、こういう機会があると、あえて話すことにしているんですよ。
      もちろん、むやみやたらに話すわけじゃないですけど。
      私は、主人と二人で、周りの人たちからの沢山の力を貰って頑張ってきたし、
      それを悔いていませんから。むしろ、まだまだ偏見の目で見られがちな不妊治療を
      理解して欲しいと思ってるんですよ。
      不妊治療は恥かしい事じゃない!!んだって背中に張りたいくらいです(笑)」

 大先生:「さくらさんは凄いわね。私達の頃では考えられなかった。
      子が出来ぬものは去れの時代だったのよ。酷い話でしょ?
      技術がなかったから仕方なかったんだけどね」

 さくら:『昔も今も、子供を授かりたいと言う気持ちに変わりはないですしね』

 大先生:「それよ!!それ!!私は幸いにして②人の息子に恵まれたけど、子育てで辛い時は
      子供に恵まれない人のこと考えて頑張ったもの。さくらさんは良いお母さんになれそうね」

 スタッフ:「私もそう思います」
 
 さくら:『えへへ・・・そうですかね?
      正直言うと、嬉しい実感が5ヶ月になっても湧いてこないんですよ。
      今までの撃沈したことがトラウマになっているみたいで』

 大先生:「もう少しすればお腹も大きくなってきて、そうしたらお母さんの自覚も出てくるものよ。
      生まれた生まれたらで、育てられるのか心配だし、育ったらそだったで、
      不良にならないかと心配だし、それが親ってもんじゃないですか?」

 さくら:『そうかもしれませんね』

 スタッフ:「私。今日、このテーブルになれて良かったです♡凄く元気出てきました」

 さくら:『もし、本気で病院へ行くつもりならいつでも相談に乗るからね』
  
 スタッフ:「ありがとうございます」

 

ちょうど話が切れた時に、酔っ払いのカメラマンが会話に乱入。

自動的に話も終了となりました。



以前のブログにも書いたけど、

私は生まれ来る子供が大きくなって話す機会があれば不妊治療のことをきちんと話すつもりです。



あなたは、不妊治療、体外受精でお父さん、お母さんの所へ来るべくして来た子供だよ。
 
 沢山の人から応援してもらって命を授かったんだよ」 って。



なんか長くなってしまったけど、

一刻も早く不妊治療への偏見の目がなくなるように。

そして、保険適用を願って。

不妊治療中の皆さんへ明るい未来が開けるますように☆