Sync・・・46 | 櫻ふぶきのつぶやき

櫻ふぶきのつぶやき

ペースがばらばらのお話ブログです
嵐さんのLOVEを
お名前をお借りして書いています

BL要素を含んだ表現がございますので

そぐわない方は

お読みになりません様・・。

お願いいたします

宝石緑宝石緑宝石緑

「よかったね・・・

お誕生日ができて」

 

僕はしょーちゃんにキスをして

暖かい頬をなでた。

 

 

ストーブの上のヤカンに水を補充した

 

ぽたぽたと雨の音がする

「雨・・・?」

窓の外を見てつぶやいた

 

するとおもむろに背後から声がした

 

「煙草・・・吸っていい?」

 

「えっ・・?煙草?

しょーちゃん、ダメだよ煙草」

 

「1本だけな?

箱にもこれ最後だし・・。」

 

「・・・もう・・。しょうがないな」

 

「はぁ・・・コーヒー淹れよっか」

 

「えっ?」

 

「湯・・・沸いてるよ」

 

そう・・・確かにいつでもコーヒーが飲めるからって

書斎においていた石油ストーブ

ヤカンを乗せて

いつでもお湯が沸いている

 

乾燥対策に

湿気が出るからと

寝室に持ってきて

まさに・・お湯は沸いてるけど・・。

 

しょーちゃんがコーヒーを淹れてくれた

 

「何て顔してんだよ?」

 

「だって・・」

 

「雅紀・・・」

 

って急に抱きしめられてキス・・

煙草の匂いがするキス

 

いつの間にか

ベッドの上で僕はしょーちゃんを見上げていた

 

なんだか・・・懐かしいにおいと・・

ベッドの感触

 

「えっ?マンション?」

 

しょーちゃんが昔住んでいたマンション

 

「うん、そう。初めて雅紀と結ばれた場所」

 

「・・・抱いてくれるの・・・?」

 

「ああ。嫌がっても抱く」

 

「嫌なわけないでしょ?

もう・・何年ぶりくらいだろうね?」

 

「はははは・・それ言うなよ・・。」

 

「くふふふふふ」

 

僕たちに起きている奇跡

 

ただの夢かもしれない

でも感じるんだ

しょーちゃんを

 

熱い筋肉や

理性を溶かしていく

甘くて低い声を

 

「しょーちゃん・・若いね」

 

「お前もな。」

 

今の記憶のまま

カラダが若返った

 

「雅紀・・・ホントにきれい」

 

「そんなこと・・・」

 

「あるよ。お前の目に

俺はどう映ってる?」

 

「そうだね・・・ここに住んでいた頃と同じ・・。

逞しくて・・しょーちゃんカッコイイよ」

 

「俺の目にも

雅紀はそう映ってる

 

俺のな?

腕も・・。腰も・・。

脚も・・・・。

ちょー元気。ほらここも。」

 

「くふふふ・・・えええっ?」

 

「お前もだろ?」

 

うん・・・・

 

夢だっていい・・・

幻だっていい・・・

 

「一つに・・・なりたい・・・

愛してる・・・。

愛してるよ・・

しょーちゃん・・・」

 

「俺も・・。

愛してるよ・・・」

 

「しょーちゃん・・・

うれしい」

 

「あの夜お前に再会していなかったら・・。

 

俺は普通に店に行って

落ちていたんだ・・。

お前があそこで

絡まれていなかったら

 

・・・追いだした後・・。

なんで帰ってきた?

この部屋へ・・。」

 

「あのまま帰ったら・・。

もう2度と会えないような気がしたんだ

 

迷ったんだ・・。

嫌われちゃうかな・・。

拒否されるかな

でも後悔したくなかった・・・」

 

「うれしかったんだすごく。

しかも

あの晩・・・ずっと抱いていてくれただろ?」

 

「・・・うん・・・泣きじゃくって無防備だったから・・・

気が付いてたの?

今頃聞くなんて・・・。

 

あっ・・・しょーちゃん・・・」

 

 

From・・・Masaki

乙女のトキメキ  乙女のトキメキ  乙女のトキメキ

ふぶきです

 

当時

自分で書いていて

涙が止まりませんでした

 

今もちょっとやばし・・・。(笑)

 

お読みいただき

ありがとうございますニコニコ