最近初めてこのブログを訪問された方は、私のことを
子供たちの悪口を炸裂させている得体のしれないおばさん
と思っていることと存じます
改めて自己紹介を。
わたくし長年放送局勤務で、フリーの放送作家兼作家として活動しております。
年に一回、著作物も出版しています。
今年の秋も一冊出版しました。一ヶ月更新がなかったのはそのため。忙しかったの
普段の私は、真面目な性格そのままの非常にお堅い文章を書きます。
内容はエッセイから新聞記事、ノンフィクションなど幅広く。
こんなおちゃらけた文面は、このブログのみですちょっとした息抜きね
他にもカルチャーセンターで文章教室を開催していて、
どんなに下手くそ(失礼)な生徒さんたちも、私の指導にかかればメキメキと腕が上がります。
作文はずばりセンスです
私は文章の勉強をしたことはありません。
が、小学生の頃から作文コンクールに出品されると、ことごとく入選。
3年連続、地元の市の研究作品(大賞)に選ばれました
さらに、読書感想文を書けば全国的なコンクールで入賞、高校の時は小論文コンクールでも入選を果たしました。
30代で地元で有名な文学賞に応募し、大賞を獲ったこともあります
なので、現在の職業は、私の天職です
そんなTHE文系の私、正直言って頭脳では娘の桜子に全く歯が立ちません。
唯一、彼女に勝っているといえば作文力それと、モラルと人間性
というか、桜子は作文が中の下です。中ですらない。残念ながら
とはいえ、一文は問題なく書けます。
助詞(てにをは)の使い方も問題はナシ。
一番の問題点は構成力です。
はじめ、なか、おわりのまとめ方がわかっていません。
👆これ、作文がうまくない人の典型ね。大人なら起承転結ができない人。
これをどうやって伸ばすかが、私の悩みどころです
桜子の学校では年に一度、文集を作成します。
子供たちそれぞれが一年で一番思い出に残ったことを500字で綴るのですが、
桜子の去年の文集を見てビックリしたのなんのって
300字くらいで書きたいことが終わってしまい、あとは、少しだけ言葉を変えてひたすら同じ内容の繰り返し
学校ではじめ、なか、おわりの書き方を指導されたにもかかわらずです
他の子たちの作文はみんな上手でした。
本人も他の子の文章は読んでいましたが、それなのに、自分の文章が他より劣っていることには気づかない
あまりにも衝撃で、文集を二度見することはありませんでした
そして、今年も文集の時期がやってきました。
学校である程度進めて、先日家に持ち帰りしてきましたが、冒頭で、すでに二度同じことを書いていました
私は〇〇の行事で思い出に残ったことを書きたいと思います。
その思い出に残ったことをこれから説明します。
みたいな
やむなく、私が講師となって、緊急作文教室が始まりました
①書きたい内容を全て箇条書きで書き出す。
②その箇条書きに順番を打つ。
③箇条書きの内容に肉付けをする。
これだけです
下手な人が最初から文章を書こうとするから、頭の中が整理されず、こんがらがる状況に陥るわけです。
さらにいうと、
「はじめに」→出来事の説明。
「なか」→より具体的に。
※事実→感想、事実→感想と書いていくことが望ましい。
楽しかったことだけでなく、つらかったこと、苦しかったことなど、様々な感情を盛り込んで。
「おわりに」→まとめ、今後の抱負
これを意識するだけで、見違えるように整理されて読みやすい文章になります
※起承転結も基本は同じです。
桜子の作文も、どこに出しても恥ずかしくないものになりました。
しかも、私の手入れもありません。
構成の仕方を教えただけです
私は、仕事で様々な番組をつくってきました。
そのほとんどはドキュメンタリー番組ですが、放送作家=構成作家
テレビ番組も文章も一緒。
構成が全ての出来を左右します。
なので、駆け出しの頃は、付箋に箇条書きに内容を書き込み、それを何度も入れ替えしながら全体の構成を考えました。
どうしたら、テレビを見ている人が、より理解しやすい内容になるのか。
自分の主観ではなく、客観性が非常に大事です。
それは作文も全く同じです。
伝わりやすくするには、よりシンプルに。
思いは短く、簡潔に。
作文が苦手な方は、是非参考にしてみてください
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