最近、もっぱら私を癒してくれているのは、

北海道旭山動物園のライオンファミリーだ。

特に三つ子の三姉妹。

さくらとの不思議なご縁も相まって、

目が離せない。


左から、イト・フウ・レイ

この三姉妹を知ったのは、二ヶ月前。
YouTubeのおすすめで流れてきた。
あまりにも愛らしくて、ひと目でファンになった。



注目すべきは、この子たちの誕生日。
2022年9月12日。
さくらが亡くなった翌日に生まれていた。
勝手に、ご縁を感じた。
さくらが空に還った翌日に、
地上に舞い降りてきたのだ。



特にフウちゃんは、どことなく
さくらの面影を感じさせた。
大きな瞳と、むっちりした身体。
他の姉妹に比べて、ちょっとどんくさい動き。
もしかして、さくらの魂が宿っているのでは、と
せんない事を考えてしまう。








三姉妹は大人気で、毎日動画が上がる。
私は夢中になって動画を見た。
父ライオンがオリトという名前なので、
三姉妹家族は、
オリトファミリーと呼ばれている。
因みに、母ライオンはイオだ。
イオの良妻賢母っぷりにも大注目している。
まだ二歳なのに、大したもんだと思う。



オリトファミリーは、
私の心を大いに癒してくれている。
三姉妹は、ずいぶん大きくなった。
生後八ヶ月にもなるのだから当たり前だが、
動物の成長は、なんでこんなに早いんだろう。



母ライオンのイオは、
一歳で旭山動物園に繁殖目的でやってきた。
三姉妹も、いずれは別の動物園や
サファリパークに
行くことになる可能性が高い。
ファミリーが離れ離れになるのは寂しい。
でも、人間に管理されている動物たちには、
生まれた時から役目が課されている。
安全と引き換えに与えられる役目だ。




さくらは、あっという間に成猫になって、
あっという間に21歳になって、空に還った。
あまりにも儚い。




今日もオリトファミリーを見て癒されながら
同時に感傷的な気持ちにもなっている。
相反する感情だが、三姉妹の成長を見ていると、
嬉しさ反面、さくらがいなくなってからの
時の流れの早さを感じずにはいられない。



出来れば三姉妹が一緒にいるうちに、
北海道に会いに行きたいと思っている。
持病があるので行ける可能性は低いが、
病院の先生に相談はしてみようと思う。

もし、もしも。
フウちゃんに、さくらの魂が宿っているのなら。
会いに行ける気がするから。







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