3月16日、娘の誕生日です。
私が母親になった日でした。
990グラムという超低体重児として生まれ、3ヶ月保育器の中で育ちました。

本当の予定日は6月だったけど、学年もひとつ上に。

生まれた頃、同じ学年で4月、5月に生まれた子達は、もう伝え歩きを始めていました。おそらく。
保育園、小学校、ううん、高校、大学まで、生まれたときのハンデをずっと引きずっています。

親子で悩んだり、苦しんだり、たくさんいろいろありました。

だけど、生きていてくれるだけでいいと思った、あの頃。
何でもいいから、生きていてくれるだけでいいと今でもそう思います。

私自身も娘のお陰で、いろんな経験、思いをしました。普通に生まれていたならすること無かった経験は、私にとって、大きな宝になっています。

今日、娘の成長のことをずっと見守って下さっていたお医者さんに2年半ぶりにお会いしました。
今までの歩みを私より記録し、覚えてくださっています(辛かったことも時が経つと忘れてしまうようです)

いつも、悩みを打ち明けると、叱られたり、諌められたりして、自分の考え方を見直させられます。

こんな先生が近くに居てくださって本当に有りがたいです。

子育てに正解はないし、人と比べるものでもないし、答えはいつまでも出ないです。

成人したら子育ては終わりと言いたいけど、世に出した責任が親にはあります。
まだまだこの子の一番の理解者であり、相談者でいることをまだ辞めるわけにはいかないようです。

今日、とても悲しい別れがありました。
突然の別れに、どうして?なぜ?の気持ちが沸き上がります。
どんなに辛くても死んだら駄目です。

生きていてほしかった。
ご家族も友達も皆、同じ気持ちでした。


私も、娘を産んだあの時の気持ちを忘れずに、これからも生きていきたいです。