9月21日、2015年度決算の「環境費」の質疑の日には、「ふれあい環境学習」のことを質問しました。詳しくは質疑の中でも触れていますが、ごみの収集等をしている清掃の職員が、ごみの出し方などについての体験学習をするというものです。

以前、清掃の仕事の民間委託について質問したのですが(こちら)、仕事を安く済ませられればいいという方向になってはいけないと考えています。
委託をしようがしまいがいずれにしても、働いている人が安心して仕事を続けられる環境をつくらなければならないということもあります。
また、ごみの収集はまちの隅々まで回る仕事なので、高齢・障害のある人の見守りの役割を果たすこともできるし、災害時の対応もできる。こういう可能性を持った仕事をする現場の従事者が、誇りをもって長期的な展望を描くことのできる職場づくりをすることが大切だと思います。

直接的な委託のことについては前回質問したので、今回は「では、清掃の職員が今やっている意義ある仕事にはどんなものがあるのか」という観点から質問しました。

-----------------
(かとうぎ桜子)
清掃作業運営費の集積所等収集経費に関連して伺います。

ふれあい環境学習ということで、区立小学校や保育園のほか、さまざまな施設で清掃の職員の方々がやってくださっているとお聞きしていますが、まず改めて、その内容はどのようなものなのかということと、年間、どのくらいの件数を実施しているのか、実績を伺います。

(清掃リサイクル課長)
ふれあい環境学習とは、清掃事務所の地域係の職員が児童を対象に実施しています、ごみの出し方やリサイクルについての体験学習です。

平成27年度実績ですが、区立小学校で65回、区立保育園で58回、その他、私立保育園や幼稚園、中学校、高校等でも行い、合計149回実施いたしました。

(かとうぎ桜子)
いつからやっているのかということで事前にお聞きしたのですけれども、小学校での環境学習は1998年にスタートし、2001年には全校で実施され、保育園は2003年から行っていると伺いました。清掃事業が区に移管されたのが2000年ですから、清掃事業が地域で果たす役割をお考えになって始められたのではないかと推測しておりました。

現在、区立の保育園、小学校だけではなく、学童クラブや私立の保育園、幼稚園、都立高校などでも実施していると伺いました。

このように、さまざまな形態の学校や施設等に取り組みを広げられた経緯と、それぞれの参加者からお聞きになっている声などがありましたらお聞かせください。

(清掃リサイクル課長)
清掃事務所職員の施設職員への不断の働きかけと、そして受け入れる施設側のご理解、そして小学校におきましては4年生でごみについて学ぶ機会もある、こうしたことを受けまして実施場所が広がってきたと認識しています。

参加者からの感想です。模擬ごみを使った分別などの体験を通じて、ごみの出し方やリサイクルのことをわかりやすく知ることができた。そうした感想をいただいているところです。

(かとうぎ桜子)
先日、区内を車で走っていたら、私の前を清掃車が走っていたのですが、そうしたら、歩道にいた小さいこどもが清掃車に手を振っていました。恐らく通っている保育園や幼稚園、あるいはイベントなどで清掃車や清掃職員と触れ合う機会を持ったことがあるのではないかと感じたところです。

ごみを出すことは全ての人の生活にかかわることですし、その分別の出し方を考えることは住民自治の点でも大切なことだと思います。

こどものころにその子の年齢に応じた学習をして、身近に感じる機会をつくることは意義があると思いますし、清掃の職員がこうした学習にかかわる意味も大きいと思いますが、区としてどう捉えているかを改めてお聞きします。

(清掃リサイクル課長)
ふれあい環境学習は、資源やごみについて小さいうちから学べること、そして学んだお子さんを通じて、親御さんを初めとしますご家族にも知識が広がっていけること、こうしたことから、ごみの出し方やリサイクルについて、広く区民の方に理解していただける大切な機会ととらえております。

(かとうぎ桜子)
以前、今年度の予算質疑の中で、可・不燃ごみの収集の委託についてお聞きしましたが、その際に、啓発にかかわる業務は区の仕事として残していくという方針を伺いました。行政が現場を持っていて、その経験を生かして区民への啓発を実施したり、ともにまちづくりをしていくやり方は大事なことなので、この事業に関しても大切に育てていくべきではないかと思っているのですが、今後、どのように取り組んでいくのかをお聞きします。

(清掃リサイクル課長)
今後とも、収集作業の経験を生かし、ふれあい環境学習の中身を一層充実しますとともに、実施場所については引き続き開拓を続けていくなど、この啓発事業の充実に取り組み、適正なごみの排出やリサイクルの推進につなげていきたいと考えております。

(かとうぎ桜子)
ぜひまた取り組んでいっていただければと思います。