昨日のブログに、議会の進め方の問題を書きましたが(こちら をご覧ください)、定例会最終日の今日になっても、それが改められることはなかったため、議長の不信任決議が出されました。賛成少数で否決されてしまいましたが、その経過をご報告します。


議案の提出者は共産党、生活者ネット、市民の声ねりま、オンブズマン練馬のうちの9名の議員です。


まずは議案内容のご紹介をします。


「かしわざき強議長の不信任決議


6月3日の本会議における公明党のうすい民男議員からの動議の取り扱いにおいて、議長は、動議の前提となる事実の確認・検証もないまま採決を強行するなど、慎重かつ公平な議事運営を果たさず、その結果、議会として議員の発言権を不当に奪う議決を行うこととなった。


これは、議会制民主主義の基本を踏みはずし、練馬区議会の重大な汚点を残すものであり、議長の責任は重大である。よって、かしわざき強議長の不信任を決議する。」


この議案に対して、本会議では共産党、生活者ネット、市民の声ねりま、市民ふくしフォーラム(私)が賛成の討論をしました。また、自民党、公明党、民進党が反対の討論をしました。


この議案に反対する会派が言うのは、公明党のうすい議員の動議を受けて即刻、共産党のとや議員の発言の削除を決めたわけではなく、そのあと幹事長会で検証する場を設けたのだから、「事実の確認・検証もないまま採決を強行」という批判は当たらない、ということです。


しかし問題なのは、本会議のその場で、検証の前に、一方側からの動議の結論を出してしまったことです。


それぞれの討論の内容は、今後区議会の動画にも載ると思いますし、時間はかかりますが議事録も出てきますので、その際に改めてみなさんにもご案内させていただきますが、今日はひとまず、私が行なった討論内容を以下にご紹介します。


話の筋道が通らないことを放置することはできないというのが私の一番の思いです。


それにしても、民進党の会派がいつもいつも、「自民党さんのおっしゃる通りです」という結論を出すのが不可思議で、納得がいきません。私は2007年に議員になってから2009年まで民主党の会派にいましたが、こういう会派の姿勢に疑問を持って離脱したという経緯があります。

本当に離脱して良かったと、こういうときにいつもしみじみ思っています。



以下、私の討論。
---------

市民ふくしフォーラムとして、議員提出議案第7号 かしわざき強議長の不信任決議に賛成の立場から討論をします。



今回のことの発端は、6月2日の本会議の一般質問で、公明党のうすい民男議員が共産党にかかわる批判をしたことから始まります。


まず、本来行政の姿勢をただすべき機会である一般質問で他の会派を名指しし批判を展開することに私は疑問を持ちながら聞いておりました。


それに対して共産党からの反論があるのは当然のことだとも感じました。ましてや、共産党からは、「うすい議員の発言には事実無根のものも含まれる」との反論がありましたので、議会がなすべきことは、異なる意見が出ている状況を整理して事実関係を確認し、議会としての対応を検討することです。


しかし、議長が一方の当事者であるうすい議員からの動議のみを受け付け、検証の機会を持つことなくその場で採決をしたことは、問題であると考えます。


今日の議会運営委員会では、この採決の後に幹事長会で検証の場を持ったのだから問題ないのだという意見が出ていましたが、問題なのは、そういう場を持つ前に共産党のとや議員の発言の取り消しを求める、ということを趣旨とした動議を採決してしまったということです。


いったん動議を取り消し、改めて議会の対応を整理すべきです。

そうでなければ、今後も、議会で異なる意見が対立する場面で、十分に事実関係を確認することなしに多数決で方向性を決めることが起こりかねないからです。このような議会制民主主義をゆがめていくことにつながるような対応をし、その対応の修正を図ろうとしない議長の責任は重いため、不信任決議に賛成をし、討論とします。