女性が、女性であるがゆえに差別をされたり、仕事か結婚かといった選択を迫られたり、家事をやるのが当然だと思われたりする、こういう生きづらさを感じることがあります。一方で男性は家族を養って当然、といった形で、過重労働を強いられたりする場合もあります。このように、男性はこうあるべき、女性はこうあるべき、といったステレオタイプな見方をすることで、とても生きづらい社会になってしまいます。

社会的な性役割を決めつけることによっての生きづらさをなくしていきましょう、というのが「男女共同参画」です。


練馬区も男女共同参画計画を作っているのですが、来年度から第4次の計画となります。現在素案が示されている段階なので、その内容を何点か質問しました。


今回のブログでは、若い世代への啓発について書きます。



(かとうぎ桜子)

第4次練馬区男女共同参画計画素案に関連して何点かうかがいます。



まず、中学生、高校生、大学生といった若い世代の方々への啓発についてです。


デートDVやスクールセクシュアルハラスメントなどはこどもたちが当事者となりうる深刻な課題です。

デートDVに関しては、身体的暴力にとどまらず、交友関係を制限されるなど恋人から支配を受ける関係であること、スクールセクシュアルハラスメントに関しては信頼している教師や指導的立場にある人からの性暴力であり、いずれも身近な人からの被害であるため本人も周囲も被害そのものを認識しづらいという課題があります。

まずはこどもたちに対して、こういう行為が暴力に当たること、心当たりがあって悩んでいるときは相談できる場所があることを啓発していく必要があります。そのためには、学校との連携をしながら進めていく必要がありますが、今までの取り組み状況と今後について、考えをお聞かせください。



また、昨年末に練馬区が発行した「男女共同参画に関する意識と労働実態調査 」では、デートDVという言葉を知っているという人は女性が71.3%であるのに対し、男性は62.8%と割合が下がっています。この結果もふまえ、男性に対しての啓発の工夫をすることは、暴力の防止という点でも、男性が被害に遭った時に一人で悩まず相談できるようにするためにも重要であると考えます。男女ともに課題を知るための工夫をどのように進めていくか、考えをお聞かせください。


(総務部長)

初めに若い世代への啓発についてです。

区は、区内の小中学校や高校、および大学などに男女共同参画情報誌やリーフレットを配布し、各種啓発事業の案内、デートDV、セクシャルハラスメントなどを防止するための情報提供をしております。また、区立施設のトイレや、区内の美容院などにポケットサイズのカードを置くなど、DV相談窓口等の周知を図ってまいりました。

今後、学校の養護教諭等と相談しながら出張講座などの効果的な取組を検討してまいります。また、このたびの実態調査の結果から、男女ともに「相談するほどのことではないと思った」などという認識不足も課題として見えてきました。今後も、世代や性別を問わず引き続き啓発に努めてまいります。


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若い世代への啓発は、やはり学校との連携が欠かせないと思いますが、一方で学校では教えなければならないことがたくさんあったり、教員も忙しい中で、なかなかさまざまなテーマについて取り扱えないということも多いのではないかと思います。


ただ、一方で身近な人からの暴力の被害は、それが暴力で不当なことなんだと学ばないと気付けない場合もあると思います。

答弁にあるようにまずはカードや資料の設置から始まり、こうしたテーマに取り組みたいとお考えになる教職員との連携をしながら、若い世代に情報を届けていく工夫が求められると思います。