10年後 | 佐倉編物研究所 公式ブログ

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編物をあらゆる角度から研究し、広く普及することを目指します。
所長は手あみ師範のアラフォー男性です。

所長の伊藤直孝です。

 

 

◎お知らせ

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私の編み物のキャリアは約15年になるのですが(初めて編み物をしたのは33年前でしたけど)、始めたころは15年経ったら編み物にまつわるあらゆることがこんなにまで変化するとは思いませんでした。

始めたころ、特に専門の学校(ヴォーグ学園)で学び始めたころは、教室には男性は私一人で、一匹狼的にやっていくんだなと思っていましたし、編み物が仕事になるかどうかもよくわかっていませんでした。

それが、資格を取ったあとに地元の手芸店で働き、その後毛糸会社で働き、そしてフリーランスになり、その過程で人とのつながりがものすごくたくさんできたし、編み物に関する仕事は編んで売るだけでなく実に多岐にわたるということも知りました。

 

そして、この10年ほどで特に思ったのが、男性が編み物をするということに対する世間の目が少しずつ変わっていったこと。

これは私の周り、つまり編み物が盛んな環境の中限定の現象なのかもしれませんが、毛糸会社での男性作家をフィーチャーする仕事しかり、「毛糸だま」(日本ヴォーグ社)で10年以上続いた連載「編み物男子」しかり(私も2020年秋号の第39回に登場しました)、ニット男子部もしかり、編み物を楽しむ・仕事をする男性は結構いるんだと気づきました。

もちろん、いまだに根強いジェンダーバイアスみたいのもあって、結構辛辣なことを言い放ってくる人もいますが(私はほとんど言われたことはないですが)、10年ほどでだいぶいい方向に変わってきたように思います。

 

そして、このあとの10年に思いを馳せると、おそらくもっと劇的な変化が編み物の世界には訪れるような気がします。

すでに感じていることとしては、編み物をYouTubeなどで独学で学んで始める人が若い世代で増えたこと、外国の編み物の情報(パターン、技法など)が日本にもかなり入ってきたこと、文章パターンを読み解く技術の需要が増えたこと、一方で、かつての日本の編み物の技術・製図・デザインを懐かしんだりリスペクトしたりする層(若い人たち)もある一定数いること、など。

 

インターネット、SNSの発達も手伝って、編み物に関する情報がものすごい量、ものすごい勢いで飛び交っています。

今後、どう変化していくかをある程度は予想できても、きっとそれよりもはるかにドラスティックな変化が起こっていくように思います。

 

さて、編み物を生業としている私は、どう振る舞ったらいいのか。

もちろん、その変化を目の当たりにしてみないとわかりませんが、どんな変化に対しても対応できるように自分を磨き続けていくことなんだろうな、と思います。

まさに、かつてのNHK朝ドラ「カムカムエブリバディ」の劇中、時代劇の斬られ役・伴虚無蔵がたびたび言っていた「日々鍛錬し、いつ来るともわからぬ機会に備えよ」を思い出します。

何かを目標に頑張るというのももちろん重要ですが、人生ってその想定した目標をはるかに超えるようなことが起こるもの。

そんなチャンスを確実に捉え、最大限の力を発揮するために、一見無駄だと思われそうなことにも侮らずに取り組むこと。

コスパ・タイパなどと叫ばれる時代、「これをやって何の意味があるんですか」なんて言われがちですが、それでもやる…やっぱり私は昭和の人間なんでしょうかね。

 

10年後、本当にどうなっているんでしょうね。

そもそも編み物を続けているかどうか。

還暦まで指で数えられる年齢となると、身体も頭も衰えてきますので、それに合わせて身を処していかないといけなくもなるでしょう。

 

ちょっと怖くもあり、楽しみでもあります。

 

 

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〈おことわり〉

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 編み物ワークショップのご案内

 

※)日程等は変更になる場合がありますので、常に最新の情報をご確認ください。

※)ご予約についてのお問合せ・キャンセル・変更は、必ず当研究所へ直接ご連絡ください。会場の貸し出し元へのご連絡はご遠慮ください。

※)こちらからお送りしている講習の予約受付完了メールやお問い合わせの回答メールが適切に届いていないケースがあるようです。@sakuraknittinglab.comからのメールを受信する設定にしてください。また、迷惑メールフォルダに分配されている可能性もご確認ください。

 

【重要】諸事情により変更がある場合があるので、必ず最新の日付のブログに記載されている情報をご確認ください。

また、ご受講の際は、こちらにご協力ください。

キャンセルポリシー(こちら)も必ずご確認ください。

 

自由なスタイルでレッスンをします。形式はグループレッスンです。

フリーレッスンのほか、(公財)日本手芸普及協会の手編みカリキュラムに沿った資格取得のためのレッスンにも対応します。

毛糸・編み図(本)の持ち込みは自由です。

受講料は、1コマ2時間半で3,000円です。

ご予約はメール(workshop@sakuraknittinglab.com 迷惑メール対策のため@は全角で書いてありますので、半角で入力し直してください(そのままコピペしただけでは送れません)。メールが不調の場合は各種SNSのDM(Instagram, X(旧Twitter), Facebook, Ameblo))で受け付けます。

原則として2営業日以内に返信しますが(制作に没頭しているときや体調不良時、休業日などはさらにお時間をいただく場合があります)、返信がない場合はアドレスに間違いがないか今一度お確かめください。アドレスがGmailから独自ドメインに変わりました。

※)前日、当日など急ぎの連絡の場合は、従来通り iton13579@gmail.com (@は半角で)にお願いします。

 

・各講習日ごとに残席数を表示するようにしました。特に狙い目の枠をピンク色で示してありますので、ぜひご受講ください。

・編物講習受講(予定)の皆さまは、以下の3つの記事を一度お目通しください。

「講習シートについて」「ご協力ください」「スケジュールについて」

 

1) 銀座の編物教室(金曜日月2回、日曜日月2回)

銀座の会議室を借りて講習をします(最寄り駅:銀座一丁目駅、京橋駅、宝町駅、銀座駅など)。

この記事をアップした時点での残席状況

※)夏季(7~9月)は、暑さ対策のため4階で行う場合があります(事前に連絡・掲載します)。

8月23日(金)(午前2午後2

9月1日(日)(午前1、午後2

9月6日(金)(午前2午後3

9月15日(日)(午後満席、午後2

9月20日(金)(午前1、午後1)

 

金曜日は午前の部10:15~12:45、午後の部14:00~16:30

日曜日は午前の部10:00~12:30、午後の部13:30~16:00

詳しくはこちら


2) 東京都区内の編物教室(月2回程度)

この記事をアップした時点での残席状況↓

8月24日(土)東新宿教室(午前満席、午前満席)

※)8月は変則で第1・第4土曜日です。

9月7日(土)東新宿教室(午前2午後4

9月21日(土)東新宿教室(午前3午後4

午前の部10:00~12:30、午後の部13:30~16:00

基本事項は銀座教室と同様です。

※)東新宿会場は靴を脱いでスリッパで入室していただきます。

※)16時完全退室厳守のため、午後は可能ならば少し早めにお越しください。

※)東新宿会場へは必ず東新宿駅A3出口のエレベーターからアクセスしてください。ここからなら横断歩道も交差点も渡らずに済みます。これ以外の出口から出ると道に迷いやすいです。

 

3) 佐倉の編物教室(月2回程度)

地元・佐倉の貸しラウンジで編物教室を開講します。

「さくら住建」のSAKULOUNGEまたは別館リビングで行います(最寄り駅:京成本線志津駅)。

この記事をアップした時点での残席状況↓

 

8月21日(水)ラウンジ(午前満席、午後満席)

9月4日(水)ラウンジ(午前満席、午後満席)

9月18日(水)ラウンジ(午前満席、午後満席)

午前の部10:30~13:00、午後の部14:00~16:30

※)別館2階リビングは靴を脱いでスリッパで入室していただきます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。