僕は以前から自宅の冬の寒さに悩んでいたのですが、賃貸マンション住みなので、窓枠にビス穴などを残したくないという理由から、サッシメーカーが販売している内窓サッシの取り付けは諦めていました。

そんな折、インターネットを検索していると、ツインカーボという素材を使って自分で内窓を作る方法があることを知り、挑戦してみることを決断。
今ではマンションの五か所ある開口部全ての断熱化に成功し、その高い効果を実感しています。

もしかすると同じように悩んでいる方に役立つ情報になるのではないかと思い、自分の製作レポートをまとめ、その詳しい製作方法を記事にしてみました。


【ツインカーボって何?】
ツインカーボとは、ポリカーボネート(よくホームセンターで波板として販売されているあの素材です)を特殊技術で一体成形した、中空構造のシートです。
一般ポリカーボネートシート(同厚)に比べ約1/5と超軽量で、その構造から生まれた空気層は、優れた断熱・保温効果をもたらします。


【準備するもの】
材料は全てホームセンターにて購入できます。

■ツインカーボ 
縦幅1820ミリ×横幅910ミリ 厚み45ミリの規格サイズで、津幡町のホームセンター「コメリ」では一枚2980円にて販売されていました。
施工したい窓枠の内寸を計測し、必要な枚数を購入してください。

$石川県かほく市の工務店 「桜井材木」の建築日記 木のぬくもりのあるリフォーム リノベーション 新築 増改築

■ガラス戸レール
窓枠上下に貼り付けて使用します。
上下セットで購入してください。
上レールは1メートル約230円、下レールは1メートル約130円。
レールの溝幅が5mmのものを選んでください。
(左)ガラス戸上レール (右)ガラス戸下レール

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■コの字レール
隙間風を防ぐため、左右の窓枠内に貼ります。
ガラス戸レールの端部がきっちりと収まる幅のあるものを選んでください。
1メートル約105円。

■両面テープ
粘着力が強く、はがしたときに跡が残らないものが適しています。約300円~600円程度。

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■カッター、歯の薄いのこぎり、定規
ツインカーボやレールを切断するために使用します。
カッターは刃が大きなものを用意しほうが使い勝手が良いです。
定規は、長さが1メートルくらいあるタイプのものを準備すると、作業がしやすくなります。

■メジャー・巻尺
窓枠サイズの計測などに使用します。
■アルミテープ 
ツインカーボの小口に貼り中空層にゴミが入るのをふさぐために使用します。無くても使用には問題ありません。


【施工手順】

■まずは内窓を取り付けたい窓枠の高さ(内寸)をメジャーで計測します。
計測が終わったら、のこぎりなど使って、コの字レールを2本その長さにカットします。
カットしたい位置にマジックなどで印をつけておくと作業がしやすいですよ。


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■カットしたコの字レールの裏側に両面テープを貼り付けます。
はみ出したテープはカッターで切っておくと綺麗に仕上がります。

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■両面テープのフィルムをはがして、左右の窓枠にコの字レールを貼り付けます。
貼り付ける際、ブラインドなどの干渉がなければ窓枠の角の直線にそって貼り付けていくのが一番簡単です。

もし、ブラインドなどに当たってしまうなら写真のように窓枠の角から外側のほうへ位置を変えましょう。
あまり外側に貼ってしまうと、ツインカーボがサッシの凹凸にぶつかってしまう可能性があるのでその点は注意してください。
一度貼り付けに失敗しても両面テープの粘着力が落ちなければ何度もやり直し可能なので、コツを掴むまで頑張ってください。

■次に、貼り終えた左右のコの字レール同士の内寸を計ります。これがガラス戸レール上下の長さになります。
ガラス戸レールをその長さにカットし終えたら、先ほどと同様、裏側に両面テープを貼り、今度は上下窓枠の内側に貼り付けてください。端部は先ほど貼り付けたコの字レールの中に納まるようにします。
掃出し窓の場合は、下レールはフローリングの上に貼り付けます。

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ここまで作業が進むと、写真のような状態になり、窓枠内部にツインカーボをはめこむための新たな枠が完成します。

■枠が完成したら、いよいよツインカーボの切断です。
自分でやってみた感覚としては、既存窓枠の縦の内寸を計り、その実寸から5ミリ程度短くカットすればきちんと納まりました。
あまり短くカットしてしまうと、ガラス戸レールから外れてしまう可能性があり、やり直しもきかないので、ここが一番肝心なポイントです。

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カットする際のポイントは、一気に切ってしまおうとせずに、弱い力で何度も刃を往復させ少しずつ断面に刃を入れていくことです。
ツインカーボはポリカ製なのである程度の硬さを持っています、一気に切ろうとするとカットラインがずれてしまったり、断面がガタガタになってしまう恐れがあるのでここも慎重に。
カットできたら、ツインカーボの中空層にゴミや虫が入り込まないように、上下の小口にアルミテープを貼ると効果的です。(無くても使用には問題ありません。)

■カットが終われば最後の工程です。
いよいよツインカーボをレールにはめこんでいきます。
若干たわませるように力を加えると、すんなり入るはずですよ。
ツインカーボがきちんと納まり、レールの上を左右に動き、開け閉めが出来る状態になれば完成です。
お好みで取手などをつければさらに使いやすくなります。

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【断熱内窓の効果】
内窓を施工した窓ガラスは、まず結露が止まりました。
これは窓ガラスと内窓の間に空気の層が出来たからです。

窓のそばの気温は2~3度上昇しました。
ファンヒーターによる暖房効果も飛躍的に向上し、暖房にかかる光熱費の削減も出来るようになりました。
しかも、サッシメーカーの販売している内窓サッシの取り付け費用と比較すると約5分の1まで経費を抑えることができたので、家計への負担も軽減できました。

このように大変魅力的な効果を持つ自作断熱内窓。
この冬、ぜひチャレンジしてみてくださいね。