本日(6月9日)、国会では2年ぶりに党首討論が行われました。

 枝野幸男 立憲民主党代表の最初の質問は、「リバウンドを防ぐために緊急事態宣言の解除の基準を示すべき」でしたが、菅総理は、「ワクチン接種を進める。」と答弁しました。質問への答えになっていません。

 一方で、菅総理は、ニュージーランドやオーストラリアで感染が抑えられているのは強力な私権制限の結果だと反論したのに対して、枝の代表は、私権制限は十分な補償とセットでやるべきと提案していると答弁しました。

 また、東京オリンピック・パラリンピック(東京オリパラ)の開催の是非について、枝野代表は、「選手や大会関係者の感染拡大防止は十分にするとしても、東京オリパラを契機として国内で感染が広がることがないようにするということを含めて国民の命と健康を守るということか?」と質問したのに対して、「選手にワクチン接種を進める」と答え、さらに前回の東京オリンピックでの感動について滔々と述べるなど、枝野代表の質問に答えませんでした。答えないどころか、時間潰しに必死でした。これでは討論が成り立ちません。

 

 安倍総理は討論から逃げて時間潰しに始終しましたが、菅総理も同様でした。党首討論を機能させるためには、持ち時間のあり方を変えるべきでしょう。例えば、囲碁や将棋のように双方に持ち時間を設けて、持ち時間を使い果たした後は1分以内での答弁のみ、質問はナシ、双方が持ち時間を使い切ったら終わり、というように。

 

 NHKのニュースウオッチでは「双方の主張が嚙み合わない」と解説していましたが、菅総理と枝野代表の双方が悪いという評価になります。しかし、討論全部を通して聞くと、菅総理は枝野代表の質問に答えないのに対して、枝野代表は菅総理の質問に的確に答えています。政策以前に、相手の話に的確に答えるというのは、政治以前にビジネスの最低限の能力であり、人間としてのマナーです。それができていない菅総理は、総理大臣の任にあらず、と言わざるを得ません。 内閣不信任案を提出するかどうかについては、党代表に一任していますが、桜井シュウは、菅内閣の問題を明らかにする機会を設けるべきと考えます。