本日、東京医科大学は、内部調査の結果を発表しました。その中で、女子受験生に対して、点数を削減するなどの差別を行っていたことが明らかになりました。このようなハンデがあっても入試で合格できたということは、東京医科大学の女子学生は優秀ということです。

 

 さて、女性差別の言い訳として、系列の大学病院の医師を確保しなければならないが、女性医師は負担が小さいと言われる皮膚科や眼科に集中し、さらに結婚や出産を機に医業から離れることが少なくない、だから女性医師が増えると大学病院で医師が確保できなくなってしまう、というものでした。

 ニュースの解説で指摘されているとおり、女性医師が結婚・出産を経ても医業を継続できるような職場環境に整備していくのが本来やるべきことであって、女性を排除することが解決策であってはなりません。

 ちなみに、先進国では、医師における女性の割合は日本よりもずっと高く、5割を超えている国も少なくありません。医師の女性割合が高いことが医療サービス提供において障害になるとは考えられません。

 

 さて、救済措置として、不当に不合格になった女子受験生に今更ながら入学を許可するなどが考えられているようです。2011年にはこのような女性差別が行われていたということなので、7年前に遡って救済するのでしょうか?失われた7年の歳月はどのようにして補償するのでしょうか?失われた時間と人生は取り戻せません。

 時間と人生は取り戻せないとしても、少なくとも授業料全額免除と生活費給付などの特待生待遇ぐらいはあって当然でしょう。どのような救済措置を取るのか、注目しますし、衆議院文部科学委員会で取り上げます。

 

 ところで、上記の女性差別の理由ならば、他の私立大学医学部はどうなのでしょうか?国立大学医学部は大丈夫なのでしょうか?文部科学大臣は、今晩になってようやくすべての医学部の入学試験で女性差別がなかったかどうかの調査を行うこととしたようです。結果に注目しています。

 しかし、女性活躍という安倍政権にしては、女性差別に対する調査開始が遅すぎます。安倍政権のいう女性活躍はウソなのでしょうか?