先日、立憲民主党は木村草太・首都大学東京教授を講師に迎えて「憲法に基づく国会のあり方を考える院内集会」を開催しましたので、参加しました。


 木村教授は講演で、政治とは、多様な価値がある中で一つの決定を作り出す作用であり、必ず反対者がいる、それゆえ、反対者を含む「全国民」に対し「正統性」を確保しなければならない、と指摘しました。つまり、野党からの厳しい質問に耐えてこそ正統性が確保されるとの説明でした。


 最近、与党自民党が質問時間の与野党の配分で、従来よりも与党に多くの時間を配分すべきと主張していることについて、与党の中にも政府に反対する意見があるから国会で厳しくチェックする必要があるというのであれば、この与党自民党の要求は納得がいくが、そういうことなのでしょうか?とのハナシに笑いがもれました。


 


 憲法の第4章は、立法ではなく国会となっています。第6章が司法となっていることとの対比からすると、バランスが悪いようにも感じます。しかし、立法でなく国会という章立てとなっているのは、国会が立法だけでなく行政の責任を受け止める機関でもある(憲法66条)ことのあらわれだと木村教授は指摘しました。


 国会議員は全国民の代表です。そして、国民の中にある多様な価値観を明らかにしていくのが国会の役割です。野党の質問時間を削って、国民の多様な意見を国会で反映できなくするようなことをすれば、国会自体が正統性を失ってしまう、とのこと。


 一方で、国会は多様な意見と価値観を明らかにしていくメディアでもあるのだから、その役割をシッカリと果たすべき、と激励いただきました。


 


 どうせ内閣提出法案が原案のまま可決するのなら国会審議なんて時間のムダと言われることもありますが、そうではないということの理論的に理解できました。また、そのような国会の機能を果たせるように衆議院議員としての重い責任を果たしてまいります。


 ところで、このような考え方は、国会だけでなく地方議会にも当てはまります。地方議会においても、知事・市長の提出議案が原案のまま可決することが多いのですが、議会は時間のムダといわれないような充実した審議を期待します。


 


 


コチラ↓をクリック下さい。


にほんブログ村 政治ブログ 政治家(国会議員)へ

にほんブログ村