少し前に
中学生の娘がしいたけの菌床を持って帰ってきた。
技術家庭科の授業で配られたそう。
家でしいたけを栽培するのははじめて。
乾燥させないように時々霧吹きするだけで
いいらしい。
こんなに早く大きくなるの!?
びっくりするくらい一日で成長する。
こんなにかんたんにしいたけがなるのか。。。
うっかり数日放置してると
日頃スーパーで買うものよりも
かなり立派なサイズになる。
お店で買うよりかなりお得なのでは?
が、我が家の娘はきのこ類は苦手。
見るたびにうわっ![]()
ってなってるw
毎日今日は何にしよう?
と献立を考える。しいたけの笑
これいつまで生え続けるのかな。。?
しいたけのことを書いていたら
ふと宮下奈都さんの食べ物にまつわるエッセイ
を思い出した。
この本の中の失敗ポイントの話が好き。
むすめちゃんが学校でドキドキしながら
勇気を出して発表したら、
答えが違っていて、いっぱい笑われた・・・
と聞いた奈都さんは
「よしよし、よくやった」と褒める。
「間違ったり、人に笑われたりするのって大事なことなんだよ」
と。
一度失敗したことは、繰り返さない。
同じところではつまずかなくなる。
そういう具体的な効用もあるけれど、
失敗して笑われることそのものに
意味があると思う。
恥ずかしかったり、悔しかったり、
そういう体験が人を強くする。
そして、その打たれ強さこそが、
人を遠くまで歩かせてくれるのだと思う。
「おめでとう。
これで失敗ポイントが貯まったね」
むすめのちいさな頭を撫でる。
「失敗ポイントが貯まると、
今夜のごはんのリクエストができるんだよ。
なんでも好きなものをつくってあげる」
ああ、素敵だ。
わたしもこんなお母さんに育ててもらいたかったな。
もうこどもではない
おとなのわたしたちは
自分で自分に言ってあげよう。


