街は高い壁にまわりを囲まれているの



本当のわたしが生きて暮らしているのは、
高い壁に囲まれたその街の中なの


誰でも自由に入れるわけじゃない。
そこに入るには特別な資格が必要になるの。
でもあなたは入ることができる。
あなたはその資格を持っているから


ただ望めばいいのよ。
でも心からなにかを望むのは、
そんなに簡単なことじゃない。
時間がかかるかもしれない。
その間にいろんなものを棄てて
いかなくちゃならないかもしれない。
あなたにとって大切なものをね。
でも諦めないで。
どれほど時間がかかろうと、
街は消えてなくなりはしないから。


あなたのための場所はいつもそこに
用意されているから

 

 

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村上春樹さんの新刊

少し前に読み終わりました。

約660ページの長編小説。

村上春樹の世界に浸る時間。

 

 

 

人はみなこんなふうに

高い壁に囲まれた世界を

持っていて、

そう簡単にはその意識の壁を乗り越えたり

自由に出入りできたりはしないのかもね。。。

 

なんて思いながら。

 

 

美味しい紅茶と林檎のお菓子が

食べたくなる。

本に囲まれた

あたたかな場所で。