”始まれば終わる。

そんなことはみんな知っているはずなのに、

気がつかないふりをして、

あるいは終わりなんかこないって

そのときは本気で思って、

かんたんに人を好きになったりする。”

 

 

 

『探し物は図書室まで』や『木曜日にはココアを』を

読んで好きになった青山美智子さんの新作。

最後まで読んで

あ!あれもふたりだったのか!!

となるのが青山さんらしい展開でした。

エピローグが解説のようにすべてがつながる。

 

 

    *  *  *  *  *

 

 

”とにかく、生き延びなさい。それだけでいい。”

 

”よく、人生は一度しかないから思いっきり生きよう、

っていうじゃない。

私はあれ、なかなか怖いことだと思うのよね。

一度しかないって考えたら、思いっきりなんてやれないわよ”

 

”私はね、人生は何度でもあるって、そう思うの。

どこからでも、どんなふうにでも、新しく始めることができるって。

そっちの考え方の方が好き。

 

ただ、人生は何度でもあるけど、

それを経験できるこの体はひとつしかないのよね。

だから、なるべく長持ちさせなきゃ”

 

 

 

 

 

 

  *  *  *  *  *

 

 

 

春だからでしょうか。

このところ夜寝ていても昼間眠たくなるんですよね。

ほんと、経験できるからだはひとつ。

今日も無理せず

自分にやさ〜しくいきましょうチューリップピンク