「東京文化会館バックステージツアー」に参加した時の模様をご紹介します。
このバックステージツアーは年に数回行われていて、普段は見ることがない東京文化会館の舞台裏をじっくりと見学できます。
JR上野駅の公園口を出ると、目の前に建つのが東京文化会館です。
1961(昭和36)に竣工したこの建物は前川國男による設計で、氏が師事したル・コルビュジエの強い影響が随所に伺えます。
外観は 深くせり出したコンクリートの曲面軒庇とそれを支えるコンクリート打ち放しの力強い列柱が印象的です。
大ホールの舞台から観客席の眺め
2~5階席のせりだしが 外部庇と似た形態となっています。
まず最初に案内されたのは、舞台前方に位置するオーケストラピット、
地下への階段を降りてゆきます。
オーケストラピットからの眺め
楽団員の座る椅子と譜面台がセッティングされており、雰囲気を味わえます。
座ったままの状態で、ピットの上昇が始まります。
次に、舞台・照明・音響の仕組みをプロのスタッフが解説してくれます。
舞台上部に吊るされているこれらの機構は、かなり複雑なものでした。
次に案内されたのは舞台裏(舞台の下手側)
出演したアーティストたちのサインやパネルがたくさん飾られていています。
入場時に配布される資料には、サインの日時と公演名が記された一覧がついています。サインの位置や大きさなど、レイアウトまでしっかり記されているのでわかりやすいです。
私はオペラやバレエをまったく観ないので、これらのサインにも 特に感動することはありませんでしたが(^_^;)、それらに造詣が深い人が見れば、反応も違うのでしょう。 (それでも、小沢征爾と熊川哲也は分かりました)(^_^;)
地下にある楽屋
地下のコンクリート壁面にも びっしりとサインが。
地下の楽屋を見学した後は、5階の照明スポット操作の体験です。
階段を使って上がります。
この色使いが、コルビュジエを連想させます。
ホール内の通路
床の絨毯までピンクです。温かみがあり、しつこくないピンク色ですね。質感やテクスチュアは全く違いますが、色だけで言うと、ルイス・バラガンが好んで使いそうな感じでしょうか。
客席5階中央にあるピンスポット
ここでは実際に操作することができます。
資料によると、技術修練には少なくとも3~4年を要するとあります。
再び舞台へ戻り、カーテンコール体験をします。
参加者がオペラ・バレエの出演者になりきり、雰囲気を味わえます。
なかなか気分の良いものなんだなと感じました。
次は「プロンプターボックス」の見学です。
スタッフがこの小さな空間に入り、オペラなどで 出演者が台詞や立ち位置、所作を失念した場合に合図を送るという話でした。
内部には小さな椅子とモニターが設置されています。
バックステージツアーの内容は以上のような感じです。
(所要時間は90分程度)
今年は7月22日(日)と7月23日(月)に開催されるようなので、ご興味のある方は参加されてはいかがでしょう。
ちなみに参加費は、7月22日が300円 7月23日が500円 となっています。





























