たった今、地震速報のアラームが鳴った。

その時私は、真っ暗闇でベッドに寝転がり
さあ寝よう!と思っていたところだった。

むすめろんはベビーベッドで
すやすや。

私もすやすやするはずだった。

そこで突然。

うぃーん!うぃーん!うぃーーん!

サイレンのような大音量がスマホから
鳴り響く。

突然の音と、音量と、恐怖心を煽る音と、むすめろんが起きてしまうというショックで
背筋がゾッとした。

タッタッタッ!
と、何度も画面をタップして焦ってアラームを
止める。

むすめろんは案の定
「ふえええええ!」

と起きてしまう。

怖い。地震?音が怖い。逃げなきゃ。
暗くて見えない、部屋が真っ暗。むすめろん泣いてる、怖い!

頭の中ではそんなようなことが
ばばーって流れながら
ベビーベッドの方へ。

むすめろんに慌てながら「ごめんね、ごめんね、ごめんね」と言いながら背中をさする。

しばらくすると、そのまま
スーッと寝てくれた。

右手をむすめろんの背中に置いたまま
ベビーベッドの前で立ちながら
じっと身を潜める。

それはまるで
ゾンビとか、見つかったら襲われる
怖いものから、バレないよにしている感覚。

ジリジリと時間がすぎる。

怖い、地震きたらどうする?
アレが鳴ってからいつくらいに地震ってくるの?
スマホ持っておけばよかった。
とにかくむすめろんの背中に手はあてていつでも抱っこできるようにして。
……怖い、ホラー映画とかホラーゲームみたい。
サイレンの音も怖かったし。
そもそも、地震なの?ミサイルだったらどうする?

かまいたちの夜とかシザーマンとか、青鬼とかなんかそういう怖さ。

そんなゲームをやっている感覚で
怖い怖いって頭の中がいっぱいになって

暗闇で、真っ暗だけど、すこしぼんやりしてる
視界がぐにゃりぐにゃりしながら
混ざっていくように見えて……

とにかく……身を潜めた。とにかく。

……もう大丈夫かな?
しばらくたって、スマホで情報収集。
ひとまず大丈夫そう。

Twitterやら、lineで、あいかちゃんやら
みんなと会話が出来て
だんだん頭の中が落ち着いていく。

なんだろうね〜こんなに怖がりだったかしら。
このサイレンの音苦手。
ありがたいけれど、苦手。

ああ、怖かったよ。。。

オチはないです、とにかく
怖かった話でした。゚(●'ω'o)゚。