6月にAutism West Midlands のウェビナーに参加した。
6週間の自閉症についてのもの。
毎週ウェビナーのあと、チームのチャットがあった。
色んな質問を自閉症のスペシャリストが答えたりアドバイスをしてくれた。
彼らは、自閉症のことだけでなく、市や学校のシステムにも詳しい。
たーりーさんの事で質問したら、少し詳しく聞かれて
「電話番号とフルネームを私にメールして。一対一の予約枠押さえるから」
と言われた。
でもその後連絡がなく、忘れられたかと思ったら、先月メールが来た。
待たせて申し訳ないと言う言葉と、11月19日に枠がとれるけどどうかと言うものだった。
お願いしますと返事をして、今日の午後、話をした。
1時間じっくり話をした。
これまでの経歴と、現在の状況。
学校や市役所の人達の腑に落ちない点や、心配なこと、全部聞けた。
日本では「引きこもり」が多いと聞くけれど、イギリスでは「不登校」に重点がおかれていて、たーりーさんのようなケースはあまりないような話し方をする。
この前も市役所の人が、学校に行かれなくなったセカンダリーの子供の話をした。
最近、市でやってる支援センターのアクティビティーに参加し始めたと言う。
たーりーさんもそんな風に出きるようになるかもって考えて話したみたい。
でも
「学校以外はどうだったんですか?」
と聞いたら、学校に行かれない以外は、普通だったらしい。
今日それを話したら
「いやいや、たーりーさんの学校でも、たーりーさんみたいな子供を何人もみているよ」
という。
そうなんだ。
市のアテンダンスチームの人が、彼女と私と学校のウェルフェアオフィサーでのミーティングを提案した。アシスタントヘッドも同席するらしい。パストーラルマネージャーも。
それを話したら
「Sencoも同席するように言った方がいいよ。ウェルフェアオフィサーもパストーラルも、自閉症について分かってないから」
そうなんだ。
そんなのも知らなかった。
「もし学校側の理解がなくて、どうしていいか分からなくなったら連絡して。私もミーティングに同席するから」
と言ってくれた。
彼女はもと小学校の先生。
小さい子供が2人いて、1人が自閉症。
そんなだから仕事もできず、自閉症のスペシャリストとして仕事をしているとのこと。
同じような家族を何人も見てきたらしい。
話をしていても、分かっているなぁと感じた。
取り敢えず学校とのミーティングに行ってみて、難しそうだったらヘルプを頼むということになった。
イギリスは何をするのでも、長いウェイティングリストがある。
こんな風にアクセスしやすいのはありがたい。
私が説明したことをもとに、たーりーさんはAutism Burnout とSchool based trauma が理由みたいだと言われた。
まずはburnoutから回復して、traumaについてはその後になりそう。
たーりーさんというと、ここ数週間本当に変わった。
補習校に戻ったし、家から出ることもできたし。
それに何よりも、前のたーりーさんが戻ってきた。
自分の部屋に籠って、私たちを入れてくれず、何かを言っても
「あっち行って!」
と言われ、食事に降りてきても話しもせず。
それが最近、部屋から良く出てくる。
「ママ、これ見て!」
が増えた。
お年頃で、親とは一緒に過ごしたくないからだと思ってたけど、違ったみたい。