ある女性の話、
その人は 4人の母でした。
(あ、「でした。」なので 既に過去の話です。)
その母は 若い頃にパートナーを亡くし
その後 約 30年間をシングルマザーで 子を育て上げました。
それらを考慮すると いわゆる “尊敬に値する母”なのです。
しかし、
母もやっぱり“女”でした。近所の男性に恋をしたようです。
私が幼い頃 母は“愛人(当人は望んでは居ませんでしたが...)”のようでした。
※はっきり言って 私も望んでません!が、世の中の常は そう見ます。
ま、他人の言い分を気にする人ではなかったのだろう
穏やかに “時”を楽しんで居たように感じました。
あ!責めては居ません、寧ろ「幸せそうな母」を 羨ましく思いました。
が、パートナーの家族=子供達=は「財産狙いだ!」と騒ぎ 愚弄しました。
だからとしても、母は平然としてましたし そんな大それた思いはなく
「只一緒に居られる事が幸せ...」と 聞いてました。
第一、籍に入っていませんでしたから 家族の言い分は論外!
※ま、二人は 友達では無いし、ただの知り合いでは無かったのは事実。
そう!知り合いを越えた関係は子供心にも知ってました。
が、幼い私の為に パートナーと同居はしてない...
それって「通い妻?」になるのかなぁ
(しかし、「新しいお父さんよ」と紹介されていたらの場合
「絶対に認めない!」と 反抗したと思います。)
私が知る限り 只お互いの家を行き来し
日々の暮しは普通に 穏やかに パートナーを思い遣りながら
支えつつ 楽しく 穏やかに過ごして居ただけなのだから
しかし、パートナーの家族の 執拗(シツコイ)な言い掛かりに
二人は 疲れ果てたらしい 長くは続かなかったようです。
その後 亡くなったと 風の便りで聞きました。
・・・
何を言いたいのかと言うと、
人の“幸せ”は 見た目ではなく
その人 その人の“思い方”なのだと 私は信じます。 完