M side






俺の恋人に触るな!なんて
同じメンバーに俺だったら言えないかもしれない。
しかも同性だし……尚更ね




思った事をストレートに打つけるほど
相葉くんの事が好きって事。




翔くんの気持ちを真正面から聞かされたら
お手上げだよ。




「もう触らないよ」


「皮膚を触らなきゃ、いいから」



なんか、言ってることもよくわかんなくなってきた所に



「おまたせ!潤、シャワーありがとう!」




濡れた髪をワシャワシャとタオルで拭きながら相葉くんが戻ってきた。




俺がいつも使ってるシャンプーとボディソープの香りに包まれてる相葉くんに堪らない気持ちになる。




もっと堪らない気持ちになってる人が目の前にも居るか…………




「しょうちゃん帰ろっか」




何とも言えない顔をしてる翔くんに相葉くんが言うけど



「帰らない」



?!!



「松本、今日俺達のこと泊めてくれない?」




予想外の言葉に一瞬言葉を失う




泊まるの?!
2人で?!
いや、2人が泊まるのは特別な事ではないけどさ
この流れだと絶対帰ると思ってたから……



「い、いいよ」
 


相葉くんもビックリして固まってるし




「ありがと」




にっこり笑う翔くんが
あぁ、よくわかんない
やっぱり翔くんは色んな意味で掴みきれないよ。




その後、何事も無かったように3人で飲んで語って食って飲んで




「しょうちゃん…………眠い……………」



最初にダウンした相葉くんが
翔くんの膝の上で寝ようと転がり始めると



「松本、シャワーかして!!」


「どうぞ……」



翔くんはいきなり立ち上がり



「雅紀に触んなよ!!」



一言叫んで、
バスルームに駆けて行って



「スッキリーーーーありがと!」



秒で戻って来た。



なに、なに?!!



なんか忙しいよ!!!
自分の家なのに調子が狂う。



色気が増して 妖 艶 にら染まる相葉くんは戻って来た翔くんに両手を伸ばすと



「ただいま」



翔くんは応えるように抱き締めてからの……



「おかえり♡」



いちゃいちゃ……



これを、ずっと見てなきゃいけないのか?
もう、すすまないアルコールを一気に飲み干した所で



「寝よっか」



ウトウトしてる相葉くんを抱き締めた翔くんが言って来て少しホッする。



相葉くんとの夢の時間が終わると同時に
見せつけ拷問の時間も終わった!!



こっちの方が辛いから本当に良かった。



「俺のベッド使う?」


「え?松本は何処で寝るの?」


「ソファーでいいよ。たまにソファーで寝落ちしちゃうし慣れてるから」


「いや、いいよ俺達がソファーで」



なにをおっしゃる栗鼠さん。
ソファーに2人は寝れないっすよ。



「毛布だけかりていい?それか、ここでもいいかな
ラグがめちゃくちゃフカフカだし!」



今、座っているリビングの床をポンポンと翔くんが叩いてる間も相葉くんは翔くんの膝の上で甘えるように頭を擦りつけている。



ちくしょー……可愛い……
羨ましい…………




「布団もあるよ」


「お!!いいじゃん!借りていい?」


「てか、他の部屋あるし、そこに布団敷こうか?」


「それ最高!ありがと!!!!!」



翔くんは嬉しそうに微笑みながら相葉くんの髪を撫で



「雅紀……ここで寝ちゃだめだよ……」



俺が聞いた事ない優しい声で耳元に囁いた。



この部屋には3人。
まだ数時間しか経ってないのに
俺の知らない2人がたくさん居た。










同じ屋根の下……好きな人が恋人と一緒に寝てるなんて思ったら、そりゃ、なかなか寝付けない。




寝室を出て水を飲もうと廊下を歩いていると
話し声が聞こえた。




きっと、今、めちゃくちゃ耳も冴えている。
普通の人なら聞こえない音だって
拾える自信あり!



声の出所は、やっぱりあの部屋。



そんな悪趣味はないと知らん顔しながら
キッチンへ行きウォーターサーバーからミネラルウォーターを飲んだ。



ゴクゴク飲みながら
心臓はドキドキ早くてグラスを持つ手にも力が入ってるのが分かる。



俺は、いい人。



何も気にしない
何も聞かない
見ない………………



水分補給完了
首を左右に振りながら、その部屋から遠ざかろうとしたけど



「しょうちゃん……許して……っ……」



ハッキリと相葉くんの声が聞こえた瞬間
足が動かなくなる。



な、な、なに?!!!!!



だいぶ離れているのに



「しょうちゃん……待って…………」



半べそ状態の相葉くんの声が耳に入って来て……



気が付いたら俺は……



その部屋の前に……………



うっそ!!!!!!!!
少し開いてる?!!!!!!!



扉に隙間が!!!!!



動揺しながらも俺は……



迷わず覗いていた。



視線の先にベッドがあり
ちゃんと横からの2人が見えて……ナイスポジション……ナイスアングル



床にしゃがむように体勢を低くして見つからないように……



でも、堂々と覗いた!!



廊下は暗いし、2人が居る部屋には小さな間接照明、
きっと向こうから俺の姿は見ることは出来ないと思う。





「しょうちゃん……ごめん………」



あぁ、やっぱり怒られてる



仰向けになる相葉くんに覆い被さるように身体を重ねた翔くんは




「約束しなかったけ?」



厳しい口調で聞いている。




「…………」


「忘れちゃったの?」



相葉くんは蛇に睨まれたカエル状態。



「他人に触らせちゃダメって言ったよね?」


「潤はっ…………メンバー……」


「じゃあ、俺が今日雅紀と松本がしてたこと……同じ事していいの?」


「だめっ…………」


「ほら……そうゆう事してたんだろ?」


「してないっ……マッサージだけ……」


「じゃあ、俺も松本にオイルマッサージして貰おうかな」


「ダメっ………………」




ダメなんだ………………



泣いてるのか?
いつもより鼻にかかった声を出しながら
翔くんに抱き着いた相葉くんは



「ごめん……しょうちゃん……ごめん……」



何度も何度も謝っている。



こんな弱々しい相葉くんを見たのは初めてかもしれない。




だけど翔くんは



「約束破ったんだもん罰は受けないと」



許す気zeroーーーー!!



「こうしてすぐ脚開いたり?こうやって素肌触らせたり?俺が来なかったらどうなってたかわからないよ?こうやって……」



翔くんは相葉くんの脚をわざと開かせたまま噛み付くようなキスをしている



人間離れしたように視力まで良くなる俺。



見えちゃう!凄く見えちゃうよ!!!!!



「キスまでされてたかもよ?」


「され……ないっ……」


「なんで分かるの?」


「潤は同じメンバーだもん……」


「俺だって同じメンバーだったじゃん」


「………………」



何も言えなくなった相葉くんに追い打ちをかけるように



「ほんと危なっかしい」


「ごめんなさっ…………」


「雅紀……お仕置きだよ……」


「ここじゃ……やだっ…………」


「お仕置きには持ってこいの場所だよね」



ニヤリと怪しく笑う帝王。



その絵に書いたようなドSっぷりに
俺の喉までゴクリと鳴った。



てか……



なに?!
お仕置きって何するの?!!!!!
ここで?
ここ、俺ん家だよ?!!!
忘れてませんよね?!!




「しょうちゃっ……待って……出来なっ……」



相葉くんに覆い被さる翔くんはガサゴソと下 半身を……



まさか!!!!!!!
嘘だろ?!!!!!



「声……我慢しないと松本に見つかっちゃうよ?」



もう、見つかってます……
ガン見中。



めちゃくちゃ堪能中。



むしろ、ありがとう。
お礼言っちゃう。




「しょうちゃ……ごめんなさっ……もうしないからっ……許し……っ……」


「今日はこのままいれるから」


「無理っ…………そんなっ……はいらない……っ」


「大丈夫だよ……キスしただけで、こんななんだから」




モゾモゾと動く翔くんの下で
口を抑えながら背中を仰け反らす相葉くん。



「雅紀……力抜いて……後で辛くなるよ……」


「しょう……ちゃん…………」


「痛くなったら、家で出来なくなっちゃうよ?しばらく我慢出来るの?」



激しく首を左右に振る相葉くんは



「しょうちゃ……ちゅーしながら……いれ……て……」


「だろ?俺のキスだけでイけるんだもんな雅紀は……」



翔くんの首に両手を回し
お 強 請 するように舌を出した。



もはや、こちらも、かん だち 状態。



「んっ……んぅ……しょうちゃ……ん……いたっ……い……」


「少し痛くなきゃお仕置にならないだろ?気持ちいいだけならご褒美じゃん」



Sっ気たっぷりだな!!!!!



でも



「ひっ…………く……」
 


ついに泣き出す相葉くんの涙を優しく唇で啄みながら



「大丈夫……すぐ……気持ちよくなるから……」



髪を撫で




「怖くないよ……」



ゆっくりと腰を入れ込んでいく翔くん。




この後、この布団はどうするんだとか
もうそんな事どうでもよくて



むしろ気持ちは翔くんに近付いていて
もっと攻められる相葉くんが見たくて堪らなくなった。



「ぁっ………………!!」


「しーーーーー」


「いれただけでそんな………動いたらどうするの」


「しょうちゃん……もう……むりっ……」


「せっかく入ったのに」


「も……いっ……く」


「なんでだよ。まだいれただけでしょ……」



鼻で笑う翔くんの声と
上からの音なのか
下からの音なのか
 淫 らな水温が部屋中に響いている。



「しょうちゃ……いっ……く……いっちゃ……」


「そんな早くイかれたらつまんねぇよ」



な!なんて事を!!!



くっ…………
相葉くんを……こんな風に…………



羨ましいっ………………!!




「あっちぃなっ……」



翔くんが身体に被せていた布団を払いのけると
更に丸見えに!!!!!!



相葉くんの長い脚はシッカリと翔くんの腰を挟んで……
そして何といっても翔くんの腰使いが……



時にゆっくり、時に早く、回したり
奥まで入れ込んだり
浅い所で細かく動かしたり……



とにかく



相葉くんの反応が良すぎて



それでいて健気な相葉くんは



「しょうちゃん……もうっ……いい?」



「だめ」



泣きながら自分の 根 元 を抑え
翔くんの為に出すまいと……
必死に 耐 えている。



可愛い…………




その時だった














翔くんとバッチリ目が合う。
ま、ま、まずい……
今度こそ殺される……





だけど……あれ?





口角を上げた翔くんは俺を見ながら
何事も無いように腰の速度を早めていった。







そして聞こえたんだ。





俺の雅紀は可愛いだろ?って




それは
もう2度目は無いからね?




最初で最後の忠告のようにも聞こえた。





end