一番見たくない所に、本当に大切な答えがあるの・・・リーディング時代小説「千だって」⑤ | 2万人以上が幸せに!愛され、満たされ、最幸の女性になる美開女レッスンで、未来からプライスレスの愛も豊かさも受け取り、輝いて生きる

2万人以上が幸せに!愛され、満たされ、最幸の女性になる美開女レッスンで、未来からプライスレスの愛も豊かさも受け取り、輝いて生きる

セラピスト歴20年2万人以上が幸せに!愛され満たされ、最幸の女性になる美開女レッスン。未来からプライスレスの愛と豊かさを受け取る【40代から心のフィニッシングスクール】リーディングセラピスト、ヒプノセラピスト養成「心星ポラリス」神戸:人響三九楽ひびきさくら


テーマ:

 

 

わたしはたくさん恋をするために、生まれてきたのよ・・・リーディング時代小説「千だって」①

 

セレブ妻は人質、もっとドラマチックに生きたいの!!・・・リーディング時代小説「千だって」②

 

考えても仕方ない時、心の中でこの魔法の言葉を唱えるの・・・リーディング時代小説「千だって」③

 

いくらセレブであっても、お子はお金で買えないものね・・・リーディング時代小説「千だって」④

 

わたしにできること・・・

それは、徳川のおじいちゃまにお手紙を書くこと。

豊臣に嫁いでから、おじいちゃまに長らくあっていない。

でも、おじいちゃまはきっとわたしのことを覚えていてくれるはず!

 

「おじいちゃまに、手紙を書きたいの。」

そう刑部卿局に伝えると、彼女は侍女を呼びすぐに紙と筆と硯を用意し、墨をすらせた。

わたしは頭の中で、手紙に書く言葉を並べた。

そしてそれを復習し、一気に手紙を書きあげた。

秀くんが、本当におじいちゃまにお会いしたい、と望んでいること。

この国の為に豊臣と徳川が戦をすることなく、平和な国を作りたいこと。

そして、わたし自身も豊臣と徳川のかけはしになりたい、と強く思っていること。

おじいちゃまの目で、しっかりとわたしの夫の秀くんを見て下さい、と最後に書き加えた。

 

徳川の姫だったわたしにしかできないこと。

わたしだけができること。

それは、おじいちゃまへの懇願。

その時、頭の中に「猶予」という言葉が、すとん!と降ってきた。

「猶予って・・・??」

わたしはおじいちゃまに「猶予」をお願いしているの?

なんのために?

何の猶予を?

突き詰めて考えるのが、怖かった。

 

だからわたしはシャットダウンした。

思考停止。

千、寝ます・・・ねます・・・

ぐー

ぐー

 

手紙を書き終え、机にうつ伏せたまま眠ったわたしを傍で見ていた刑部卿局は、侍女に命じわたしを机からそっと引きはがし、寝床へと運ばせた。

その後、刑部卿局がママに手紙を書いていたのを知っている。

侍女の中に、何人もおじいちゃまの間者もいるだろう。

彼らは、大阪城内の物音に耳をすませ、逐一おじいちゃまに報告しているの。

ご苦労様だわ。

きっとわたしが書いた手紙の内容も、手紙より先におじいちゃまの耳に届くでしょうね。

半分ウトウト寝入りしながら、わたしの意識は身体の中から抜け出し俯瞰して現実を見下げていた。

 

そこに慌ただしく侍女達が、足をもつらせながら走り出してきた。

「淀様が、お越しです!

 千姫様にお会いしたいとのことです。」

何人もの侍女たちがざわめき、慌てふためいている。

あんなに眠かった意識が吹っ飛び、わたしはシャキン!と目が覚め、背すじがスッ、と伸びた。

 

淀ママが、いきなりわたしの住まいにやってきた!

 

これがどれくらいすごいことか、というと・・・

実にわたしが秀くんに嫁ぎ、この大阪城に住んでから初めてのことなのよ!

わたしから淀ママのところに行くことはあっても、淀ママがわたしのところに来るなんて!!

前代未聞だわっ!オーマイガー!

 

わたしは侍女に髪を整えさせ、お召しを持ってこさせ素早く着替えさせた。

鏡をのぞきこみ、寝起きのぼんやりした顔になっていないかチェック。

そして、鏡に向かいニッコリ笑いかけた。

「はい、明るく無邪気な千姫、出来上がり」

自分にOKをだし、大きく三つ深呼吸をしたの。

淀ママに会うにはパワーがいるからね。

深呼吸を終え、刑部卿局に声をかけた。

「お義母さまを、お呼びして。」

 

淀ママはわたしが来るのを、落ち着かない様子で待っていた。

そして目の前に座るなり、わたしの手を取った。

「秀頼が、徳川家康殿にお会いするのに京都に行くことは、知っていますね?」

 

「はい、存じております。」

 

「わたしは、何度も止めたのです。

 だって、京都であの子に何かあれば、わたしは・・・

 わたしはもう生きていけません・・・。

 だから、千姫、家康殿に手紙を書いてほしいのです。

 秀頼を無事に大阪城に戻してもらえるよう、家康殿に手紙を書いてちょうだい。

 どうかお願いします。」

 

そう言って淀ママはわたしに頭を下げたの!

もう、ビックリ!!

 

「お義母様、どうぞお手をあげて下さい。

わたし、先ほどもうおじいちゃまに手紙を書きました。

秀頼様はきっと無事に戻ってまいります。

だから、大丈夫です!」

 

「本当に?本当なの?

信じていいのね。信じて大丈夫よね?」

 

「もちろんですわ。

秀頼様は、おじいちゃまに徳川と戦う意志がないことを、伝えに行くのだと思います。

おじいちゃまも立派になった秀頼様を見ると、やすやすと豊臣に向かってこれないことを

知るのではないでしょうか?」

 

「まぁ、千姫!!あなたって・・・」

 

「はい、お義母様。

 わたくしは、豊臣の女ですから。」

 

そう言ってニッコリ笑った。

自分でもその言葉を口に出たのが、ビックリした。

「豊臣の女」なんだ!わたし・・・

嫁に来て、ずっと自分は婚家からはじかれている、と思っていた。

豊臣に嫁いでも、徳川の女、として見られていると思っていたし、自分もそうだと思っていた。

けれど、こうやって秀くんを思い守ろうとする気持ちは、やっぱりわたしが妻で豊臣の女だからだわ。

 

「千姫、よくぞ言ってくれました。

さすが、わたしの姪です。

江の娘です。」

 

淀ママはわたしを抱きしめた。

 

「よかった・・・

あなたが、江の娘で。

わたしの姪で。

本当に、ほんとうによかった・・・」

 

わたしは初めて淀ママに抱きしめてもらい、うれしかった。

ああ、ママと同じ匂いがする。

そう思った時

「あれっ?秀くんはこうやって、淀ママに抱きしめてもらったことがあるのかしら?」

と思った。

 

淀ママは秀くんにとても厳しい。

秀くんはわたしに

「わたしはね、母に抱きしめてもらったことがないんだ。

 もしかしたら記憶にないだけで、幼い頃あったのかもしれないけど、母はいつもわたしに厳しかった。

父が亡くなり、幼いわたしを豊臣の主にするために母はわたしを厳しく育てたのだろうが、やはりさみしかった。」

そう言ったことがあるのを聞いているから、にっくき宿敵の嫁のわたしが抱きしめられたのが不思議。

 

だからわたしは淀ママに提案した。

「あの・・・高台院様にもおじいちゃまに宛てて、手紙を書いてもらえばいかがでしょうか?」

 

「高台院様に?」

 

「はい。

高台院様にも協力してもらいましょう!

おじいちゃまは、昔父がこちらに養子に出されていた頃のご恩を覚えているはずです。

高台院様からの手紙も届けば、さらに良いかと思います。」

 

「そうね!

そうしましょう!

わかりました。早速高台院様にお願いにまいりましょう!」

 

そう言って淀ママは立ち上がった。

そしてわたしを見て微笑んだ。

 

「千姫、ありがとう。

心から礼を言います。」

 

見るものをうっとりさせる、とても晴れ晴れとした美しい笑顔だった。

ああ、秀くんが望むのは淀ママのこの笑顔なんだな~と思った。

いつもニコニコしているわたしのあたり前の笑顔より、時々微笑む淀ママの笑顔の方が最強だ。

秀くんはこの笑顔を手に入れるなら、命を賭けちゃうんだろうな。

なんだか、負けている気がする・・・

いやいや、今はそんなことにかまっている暇はないの。

とにかくみなで秀くんを守らなければ!!

 

こうして、京都の二条城で秀くんとおじいちゃまの会見が行われ、無事に秀くんは大阪城に戻ってきた。

おじいちゃまにわたしの想いは伝わったのかしら?

もちろん、おじいちゃまから返事はない。

でも、わたしは秀くんが無事に帰ってきた事が、おじいちゃまの返事だと信じている。

 

しばらくして、秀くんがわたしのところに来た。

「千のおじいさまに、お会いしてきたよ。」

と報告してくれた。

 

わたしは秀くんの顔を見たら胸がいっぱいになって、思わず

 

「ビビった?」

 

と、しょうもない質問をしちゃった。

秀くんは真面目な顔で言った。

 

「正直、ほんの少し、ビビった・・・」

 

わたし達は大笑いした。

大笑いしながら、心の中でこっそり思った。

 

わたし達は猶予をもらった。

なんの猶予だろう。

この猶予は、いつまであるんだろう?

 

やっぱり突き詰めて考えるのが怖かったわ。

だから、忘れたの。

 

本当は、忘れちゃいけなかったのにね・・・

 

一番見たくない所に、本当に大切な答えがあるの。

わたしは答えを封印した。

見たくないから。

知りたくないから。

グッ、と押しこめ、心の一番奥の部屋の引き出しに隠した。

 

 

封印されたものは、いつまでも残り腐り濁っていく。

後で開かざるを得なくなるのに、そんなことを知らないわたしはとにかく目をつむって逃げたの。

 

あとで、誰かがどうにかしてくれるかもしれない・・・

そう思ったから。

 

誰もどうにもしてくれないわよね?

わたしの人生なのにね・・・

 

-------------------------------------

 

あなたが今抱えている悩みや迷いの答え

 

それは、あなたが一番見たくない所にあります。

 

あなたが一番みたくない答え

 

知りたくない答え

 

それは、なにでしょう?

 

 

それが、あなたの質問の答えです。

 

 

妖しく生きる

 

美開女(Be.Akujo)への四歩目。

 

 

 

 

 

 

女はしなやかに、濡れて開いて生きるのよ・・・美開女伝説1.リーディング時代小説「お市さ~ん」全話

 

 

 

美開女伝説2.女はしたたかに翼を開き、生き抜いていく・・・リーディング時代小説「茶々ってば」全話

 

 

美開女伝説3.光も闇も傷も、わたしを美しく輝かせる!・・・リーディング時代小説「寧々ね」全話

 

7月限定!

 

豊かに輝く2019年を開く!あなたの2018年下半期リーディングセッション

 

新メニュー

未来のあなたからのメッセージ!「愛・美・富」の扉が開くマジックスペル

 

 

 

 

    ~いつでもお受けできる美開女グレイスフル・メニュー~

 

🌸今すぐ未来が開き、動き出す!美開女グレイスフル・セッション裏メニュー

 

🌸未来で待っている幸せを伝える【美開女メール・リーディング】

 

 

【心星ポラリス】

お問合せ・・・info@polaris-sakura.com

080-3136-4189

 

★美開女になって幸せに生きるメルマガ【心星フォーチュン・メッセージ】

 

 

 

 

 

 

 

 

宇宙ビジョン作家 美開女 人響三九楽ひびきさくら さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります